優しい夫とガキ大将のような父にはさまれた主婦を中心に、三世代家族を考える。乃村由紀子（沢田雅美）は名古屋に住む主婦。銀行員の夫・真一（大和田獏）との間には、10歳になる息子がひとりいる。何不自由ない生活だが、悩みもある。同居中の父・栄太郎（ハナ肇）のことだ。還暦を迎えた栄太郎は、再就職先の部下を家に連れてきたりと、かなりの世話好きだ。由紀子はパッチワークを仕事にしようとしているのだが、栄太郎は部下の見合いを家ですると言い出した。由紀子は栄太郎の相手でたいへんだ。【以上、「ザ・テレビジョン」1988/04/08号（角川書店刊）より引用】栄太郎役のハナ肇は風邪から肺炎を併発したため、点滴を受けながらの収録となったという。【参考資料：書籍「中部日本放送50年のあゆみ」（2000/12/15、中部日本放送発行）】