第３回芸術作品賞受賞作品。第６回向田邦子賞受賞（田向正健）対象作品。大阪・ミナミの戎橋界隈を舞台に、若い男女の交流を鮮烈に描く。「人間関係の希薄な大都会で真の絆を求める若者の姿を描く。予備校生・春樹（堤真一）の秘密は月に２度「テレクラ」に通うこと。ある日、春樹は電話の相手・由利（南果歩）と、大阪の戎橋の上で会い、楽しい時を過ごす。しかし、その後、由利は姿を消した…。【この項、「ザ・テレビジョン」1988/04/08号（角川書店刊）より引用】堤真一・南果歩のコンビの新鮮な存在感で魅了させられる。【参考文献：「上方芸能」（『上方芸能』編集部刊）1989/10号（通巻102号）】