一家の大黒柱を突然なくしてしまった母と子が、直面する不安と混乱を乗り越え、たくましく生きていく姿を描く。淳子（大原麗子）は太郎（川谷拓三）とともに「夫婦漫才」で細々と生計を立てていた。ところが、太郎はポックリ病で急逝。芸人をやめる決心をした淳子だが、これに息子の幸宏（柴田一幸）が猛反対する。淳子らの付き人をしていた三吉（小倉久寛）と組ませ、漫才をやらせようとするのだが…。【以上、ザ・テレビジョン1986/12/26号より引用】大原麗子は本作の漫才師役ではかなり苦労したようで、死後残された遺品のスクラップブックには「コリゴリ、コリゴリ、コリゴリ。お受けしなきゃよかった　私の中でワースト10位です。ハイ。ハイ。まん才はホントーにむづかしすぎ。俳優にまん才はムリです。どんなにギャランティされても絶対出ません。まんざいし役は。」と記されていた。（2013/08/16放送の情報番組「人生の正解TV～これがテッパン！～」（フジテレビ）より）