都内の大学に通うのばら（貫地谷しほり）は、４年に進級する春を迎え、周囲に押し流されるように就活をスタート。たいした希望や期待も抱かずに、「まあ、何とかなるだろう」と大手企業ばかりを受けるが、その全ての試験に撃沈。思えば子供の頃から要領が悪く、折からの不況もあいまって、完全に就活の波に乗り遅れてしまう。しかも、父・秀春（緋田康人）、母・すみれ（池津祥子）と３人で暮らしていた実家に、兄・椿一（越村友一）が嫁の亜子（ヘリョン）と赤ちゃんを連れて帰ってきたため、安住の地さえ危うい状況。イケてない恋人の白藤（日村勇紀）にさえ見放され、行きつけのラーメン店の大将・辰平（半海一晃）を相手に情けなく管を巻く。いよいよ土俵際まで追い込まれたのばらは、「どこでもいいから就職するべし」と一念発起して、大学の就職課に向かう。就職課にやってきたのばらは、超難関のアナウンサー試験で最終面接まで進んだ就活プリンセス・律子（椿姫彩菜）や、学生たちから羨望の眼差しで「Ｑさま」と呼ばれる就活エリート・九条（五十嵐隼士）らの姿を見て、「もはや別世界だ…」と、ますます危機感を募らせる。そんなのばらに声を掛けてきたのは、奇妙な雰囲気を漂わせた就職課職員・鈴木（佐藤二朗）。藁にもすがりたいのばらは、鈴木がオススメしてくれた会社を、片っ端から受験することに。ところが、「大手ならどこでも」という低い志で臨んだのばらに振り向いてくれる企業はなく、10社あったオススメ企業は早くも壊滅状態。唯一残った大手商社・宝川プレジデント商事は、レベルが高過ぎて望みは極めて薄い状況。ところが、鈴木からのアイドバイスや九条のアシストを受けたのばらは、あれよあれよと言う間に二次試験を突破する。しかし、三次試験のインターンシップで、毎年１人の学生も通さないと噂されるキャリアウーマン・ナオミ（りょう）の下につくことになり、のばらは絶体絶命のピンチを迎える。【以上、テレビ朝日広報資料より引用】