旅の途中で病気になった清は八幡学園に連れ戻される。学園の給食係・ヨメ子（高見知佳）は、清の将来を心配してペンキ屋の仕事を見つけてくるが…。花嫁に憧れるヨメ子と、自由を求める清の姿をユーモラスに描く。【ビクターファミリークラブ広報資料より引用】「ある町に辿り着いた放浪の天才画家・山下清は、左耳の後ろに大きな腫れ物が出来てしまい、治療のために地元の産婦人科を訪れるが、怪しげな人物だとして駐在所に通報されてしまう。腫れ物のせいで倒れた清は、駐在所の留置場に泊められることに。その連絡を受けた清を慕う八幡学園の職員・米川ヨメ子が引き取りに来る。徳山外科医院で腫れ物を取り除いてもらって回復した清は、ヨメ子と一緒に八幡学園に戻ることに。しかし、規則によると清の年令では八幡学園に居続けることは出来ない。園長先生は物置を改装した部屋を清に与え、そこで油絵を描かせることにする。ヨメ子は清に働くことを勧め、清と一緒に暮らすことを夢見る。清はヨメ子が夜にアルバイトをしている居酒屋の客であるペンキ屋の主人に雇ってもらうことになる。しかし再び放浪の虫が騒いだ清は、ヨメ子に初めて油絵の具で描いた八幡学園の周りの景色の絵を残し、旅立って行くのだった。【この項、文：市村】」撮影協力：大井川鉄道。【演技者…役名】「芦屋雁之助…山下清（放浪の天才画家。八幡学園雀学級の生徒だった）、高見知佳…米川ヨメ子（八幡学園の給食係）、岡本信人…巡査（岩木警察署下泉駐在所の駐在）、左右田一平…ペンキ屋（米川ヨメ子がアルバイトをする居酒屋の客。山下清を雇う男性）、正司花江…妊婦（産婦人科・大石病院の患者）、直木みつよし…釣人（川で倒れている山下清を発見する男性）、石見栄英…八百屋（米川ヨメ子がアルバイトをする居酒屋の客？）、三上直也…駅員（徳山外科医院の最寄りの駅の男性）、松岡由利子…安子先生（八幡学園の教師）、岡本プク…竹子（八幡学園の給食係）、島崎ひとみ…看護婦（徳山外科医院の看護婦）、塩谷啓子…女医（産婦人科・大石病院の医師）、松村実加子…看護婦（徳山外科医院の看護婦）、樋代舞子…産婦（産婦人科・大石病院の患者）、杉野みゆき…園児（八幡学園の生徒）、長谷川明男…外科医（徳山外科医院の医師）、森繁久弥…園長先生（八幡学園の園長）。【この項、文：市村。補足：baton】」【データ協力：市村、baton】