木崎大五郎（長門勇）は腕のいい大工だが、大酒飲みが玉にキズ。弟分の金平がこれまたノンベエでしばしば誘いだすのもいけないが、とにかくもらった給料をみんな飲んでしまうから、女房の千代（乙羽信子）とケンカが絶えない。さて、酔っぱらうと気が大きくなる大五郎。こんどはいささかハメをはずしすぎて、京子という家出娘を自分の家にひきとってしまった。「オレは親切な男だから、みんなのメンドウを見てやってる。現にいまも子持ちの未亡人を……」というセリフに「それなら私も……」とついてきた京子（霧立はるみ）。さあ女房の千代は心中おだやかでない。【以上、読売新聞1966/08/24付より引用】ある夫婦をとりまく出来事を通して夫婦間の独特な機微をうたいあげる各回完結型のワイドドラマの第２シリーズの一本。【参考資料：webサイト「Yahoo!オークション」出品台本の書影】