• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ新車の中の女

アンニュイなOLが、殺人事件の罠とも知らず預かった高級車で衝動的な旅に出るロマン・サスペンスドラマ。浅丘ルリ子は本作のあと鶴橋康夫演出ドラマに出演していくことになる。後年、本作について語っている。「テレビ界は多才な人材であふれていた。その中でも読売テレビの鶴橋康夫さんには特にお世話になった。「映像の魔術師」「芸術祭男」などの異名を取り、放送分野の各賞を総なめにするテレビ界の鬼才。鋭い感性で人間心理の闇と狂気を描き上げる手法には定評がある。最も敬愛する演出家の一人だ。長髪に度付きのサングラス。いつも笑みを絶やさない。映画界から「電気紙芝居」と揶揄されていたテレビドラマの新たな可能性を独自の感性で切り開いた革命児でもあった。最初に仕事をさせてもらったのが1976年放映のドラマ『新車の中の女』。フランスの推理作家が書いたミステリーが原作で、私が演じるOLがトランクに死体が入っているとも知らずに社長の大型高級車(米フォード・サンダーバード)を運転するという奇想天外な筋書きである。鶴橋さんは当時、開発されたばかりの小型カメラを使って東京から長野までロケに出た。これだと機動性が飛躍的に増し、迫力ある映像が撮れる。とはいえ真冬の信州は氷点下。小雪がちらつくなか、カメラのズームが凍らないようにスタッフがドライヤーで温めながら三ヵ月も撮影を続けることになった。そんな鶴橋さんがロケ先で私に奇妙なことを指示してきた。「おねえちゃん(鶴橋さんが私を呼ぶときの愛称)。同じ演技を四回続けてやってもらえますか。僕はあなたの絵をロング、アップ、切り返し、逆アングルと計四回撮りますから」「………」私がけげんそうな顔をしていると、鶴橋さんはさらにこう続けた。「実はそれぞれにちゃんとした理由があるのです。一度目はドラマを楽しみにしている視聴者のために、二度目はあなたの相手役のために、三度目は僕、つまり監督のために、そして四度目は映像の神様のために……」なんというユーモアに満ちた説明だろう。私はそれを聞いてクスリと笑ってしまった。鶴橋さんは役者にもスタッフにも細かな気配りを忘れず、誰からも信頼されていた。だから「鶴橋さんのために良い作品を作ろう」と皆が一つの目標に向かって一致団結するのだ。ちなみに挿入歌の「明日の海が見える」の作詞は兵ちゃん(石坂浩二さん)。「真っ白なコートを着て、真っ白なクルマに乗って、真っ白な雲を追って、私は旅に出る……」。曲の冒頭にこんな私のナレーションが流れる。ドラマ全体が骨太で肉厚で、それでいておしゃれな作品に仕上がった。【この項、文:浅丘ルリ子(浅丘ルリ子著「私は女優」(2016/07/15、日本経済新聞出版社刊)より引用)】」【データ協力:cinemanerd】
キー局 YTV 放送曜日 放送期間 1976/01/08~1976/03/25
放送時間 22:00-22:54 放送回数 連続/単発 連続
主な出演 浅丘ルリ子(76/02/12)、加賀まりこ田村 高廣清水 章吾(76/02/12)、山崎  努岡田 真澄岡田 眞澄)、小夜 福子中原 早苗平泉  征平泉  成)、望月真理子阿藤  海阿藤  快)、村野 武範村野 武憲)(76/02/12)、津野 哲郎(76/02/12)、鈴木 政晴(76/02/12)、戸沢 佑介(76/02/12)、針谷 弘之(76/02/12)、(スタント:成田 節子福島 裕子
主な脚本 井手 俊郎(76/02/12)、柴田 久恵(76/02/12)、西条 道彦荒木 芳久(クレジット表示なし)(1)-(8)
主なプロデューサ 駒井 憲二
主な演出 鶴橋 康夫(76/02/12)
原作 セバスチアン・ジャプリゾ「新車の中の女」
局系列 NNN
音楽 坂田 晃一
主題歌 浅丘ルリ子真木 悠子「白い旅」(作詞:青山  透、作曲・編曲:坂田 晃一)、(挿入歌:真木 悠子「明日の海が見える」(作詞:石坂 浩二、作曲・編曲:坂田 晃一))
HP

Tag Cloud

鶴橋 浅丘ルリ子 柴田久恵 感性 テレビ界 映像 加賀まりこ 続ける 井手俊郎 出る スタッフ 放送分野 あと鶴橋康夫演出... 田村高廣 気配り 各賞 ズーム 撮れる 高級車 ロング 揶揄 挿入歌 ドラマ 駒井憲二 魔術師 アップ 仕上がる 迫力 作品 知る

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

FaceBook

クチコミ

ユーザレビュー

このドラマの YouTube 検索結果

関連ブログ

ドラマデータ提供