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ドラマ 詳細データウルトラマンT(「T」にルビ「タロウ」が付く)(ウルトラマンタロウ)

プロボクサーを目指す青年、東光太郎(篠田三郎)は怪獣アストロモンスに立ち向かって命を落とすが、ウルトラの母(ペギー葉山)の力によってウルトラの父と母(ペギー葉山)の実子・ウルトラマンタロウ(長沢寛)の命を与えられ復活する【朝日ソノラマ「'70年代特撮ヒーロー全集」より引用】。「本作品はウルトラシリーズ第6作(ウルトラマンシリーズとしては第5作)であり、円谷プロ創立10周年記念番組として製作された。本作の大きな特徴として、それまで神秘的な存在として描かれる傾向が強かったウルトラマンに親しみやすいイメージを与えた点である。何よりもまず、「タロウ」というネーミングが人間的で親近感がわく。「ウルトラマンジャック」「ウルトラマンスター」等のネーミング候補を経て最終的に日本のおとぎ話でお馴染みの「○○太郎」から「タロウ」と名付けられたという。前作の「ウルトラマンA」において超獣はヤプールが地球侵略のために送り込んだ巨大生物兵器、すなわち、ヤプールに操られていたのに対し、本作では怪獣自身が明確な意思を持った存在として描かれている。また、その存在の怪奇な面の一方でどこか憎めない、愛敬を備えた怪獣も登場する。これは言わば日本古来の妖怪になぞらえることができ、おとぎ話や寓話などを題材とした民話的な味わいを帯びたストーリーが多く見られるのもうなずける。また本作はウルトラの母の存在が初めてクローズアップされた作品でもあり、「ウルトラ兄弟」の概念に加え、「ウルトラファミリー」という設定もストーリーを支える重要な骨子として存在している。ゆえに、ホームドラマ的な要素も随所に見うけられるが、それによって本来の特撮作品としてのクオリティがなおざりになることはなく、躍動感のある戦闘シーンをはじめ、当時としては細部にわたってリアルに制作された秘密基地、戦闘機やミニチュアセット、光線技に見られる光学合成等はこれまでのウルトラシリーズで培われたノウハウが十分に反映され、言わば円熟の域に達している。ドラマ本編の話数は、昭和のウルトラシリーズでは最多である。また、他のウルトラファミリーの登場が多いこと、主題歌がそのまま戦いの場面の曲となっていることなども他のシリーズにはない特徴となっている。それまでのシリーズではオープニング映像にキャラクターのシルエットを使用していたが、本作中ではZATのメカニックを紹介する映像(戦闘機が基地の格納庫から発進してゆく様子など)を使用している。この「メカニックの紹介」は次作『ウルトラマンレオ』でも用いられ、以後のウルトラマンシリーズにおいては前述の「シルエット映像」と同様にオープニング映像の基本的スタイルとして受け継がれていった。タロウは、ウルトラの父とウルトラの母の実子であり、主題歌の歌詞にもあるように「ウルトラマン・ナンバー6(シックス)」(ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)、ウルトラマンエースにつづく6番目の弟)の通称を持つ。世界を旅する東光太郎(篠田三郎)は、タンカー「日々丸」で日本に帰国するが、突如、超獣オイルドリンカーが東京湾に出現したところに遭遇する。これに対し、光太郎は単身クレーンを操り応戦し、なんとか撃退に成功する。その後、新たに宇宙大怪獣アストロモンスが東京を襲った。光太郎は懸命に立ち向かうが、ケガを負ってしまう。そこへ緑のおばさんが現れ、光太郎を励まし、ウルトラバッジを授けた。彼女は仮の姿をしたウルトラの母であった。それから光太郎は宇宙科学警備隊(ZAT)に入隊する。その直後、再び出現した宇宙大怪獣アストロモンスに光太郎はスーパースワローで立ち向かった。しかし、任務の末、光太郎はついに命を落としてしまう。そのとき、ウルトラの母とウルトラ5兄弟が現れ、光太郎の体に「ウルトラの命」を与えた。ここにウルトラマンタロウが誕生する。【この項、ファミリー劇場広報資料より引用】」尾美としのり(当時、尾美利徳)が本作に出演していたという話題は、2007年にCS「ファミリー劇場」で放送された番組「ウルトラマンタロウのすべて」にゲスト出演した主演の篠田三郎が明らかにしたもので、篠田三郎によると、「ある番組で、尾美としのりさんという俳優さんと、撮影で一緒になったときに、「実は、子役で『ウルトラマンタロウ』に出てたんですよ。監督に注意されてヘコんでるときに、光太郎さんに慰めてもらったのが嬉しかったんです」って」言われたという。尾美の役柄は健一の友人役だったという情報も寄せられている。本作第26回「ぼくにも怪獣は退治できる」が脚本家・阿井文瓶のテレビドラマデビュー作。判明している各回のサブタイトルは以下のとおり(特記のない限り漢字にはルビがすべて付されているが省略)。第27回「出た!メフィラス星人だ!(メフィラス星人 怪草・マンダリン草 登場)」、第28回「怪獣エレキング 満月に吼える!(月光怪獣エレキング登場)」。協力:SM企画(1)-(3)(5)、神津島観光協会(4)、宮崎交通(12)、えびの高原ホテル(12)、日本カー・フェリー(12)(13)、高崎町(12)、青島・橘ホテル(13)、シーサイドパーク太平洋(13)。【各回サブタイトル】第11回「血を吸う花は少女の精」、第17話「2大怪獣 タロウに迫る!」、第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」、第23話「やさしい怪獣お父さん!」、第24話「これがウルトラの国だ!」、第32話「木枯らし怪獣!風の又三郎」、第36話「ひきょうもの!花嫁は泣いた」、第42回「幻の母は怪獣使い!」、第48回「怪獣ひなまつり」、第51回「ウルトラの父と花嫁が来た!」。【役名(演技者)】東 光太郎(篠田三郎)、荒垣修平(東野孝彦)、南原忠男(木村豊幸)、北島哲也(津村秀祐)、上野孝(西島明彦)、森山いずみ(松谷紀代子)、白鳥信一(斎藤信也)、ウルトラマンタロウ(長沢寛)、怪獣(河合徹ほか)、白鳥さおり(あさかまゆみ、小野恵子)、お杉さん(磯村みどり)、郷 秀樹(団次郎)。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成(27)(28))】
キー局 TBS 放送曜日 放送期間 1973/04/06~1974/04/05
放送時間 19:00-19:30 放送回数 53 回 連続/単発 連続
主な出演 篠田 三郎(1)-(13)(27)(28)、東野 孝彦東野 英心)(1)-(13)(27)(28)、名古屋 章(1)-(8)、ペギー葉山(1)(3)、木村 豊幸(1)-(13)(27)(28)、津村 秀祐津村  隆津村 鷹志)(1)-(13)(27)(28)、西島 明彦(8)-(13)(27)(28)、松谷紀代子(1)-(13)(27)(28)、あさかまゆみ朝加真由美)(1)-(12)(16)、斎藤 信也斉藤 信也)(1)-(12)(27)(28)、三ツ木清隆(1)-(7)(13)、長沢  寛(1)-(13)(27)(28)、河合  徹(1)-(13)(27)(28)、中村 竹弥(1)、寺内 大吉(特別出演)(2)(3)、島田 靖雄(2)、草薙幸二郎(4)(5)、竹田 将二(4)(5)、片岡 五郎(4)、桂 小かん(4)、湊  俊一(4)、都家 歌六(4)、金子富士雄(4)(17)(49)、三谷  昇津村 鷹志津村 秀祐津村  隆)、大下 哲矢大下 哲也)(5)、風見 章子(5)、ピエロ・カラメロ(5)、佐竹 一男(7)、野本  博(7)、笹原 通幸(7)、河野 満弘(7)、葵 玉五郎(7)、大泉  滉(8)、外山 高士(8)、矢崎 知紀(8)、富田仲次郎(9)、樋浦  勉(9)、西川敬三郎(9)、辻 しげる(9)、石井 宏明東宮 秀樹石井 一雄)(9)、紺野 秀樹(9)(28)、永本  泉(10)(11)、大隅さとみ(10)(11)、藤岡 恵子(10)(11)、中楯富久子(10)(11)、大塚  崇(10)、林 成二郎(10)、石川  敏(10)、万里 昌代(11)、下野 照美(11)、立原  博(12)、平松 慎吾(12)、野島 千照(12)、小高まさる(12)、磯村千花子(13)、浜村  純(14)、大前  均(14)、斎藤 健夫(14)、浅野進冶郎(15)、本田 淳子(15)、高橋あゆみ(15)、西  恵子(15)、上田 耕一(クレジット無し)(15)、山田 浩之(16)、守田比呂也(16)、大原 穣子(16)、桂木 美加(16)、山村 哲夫(17)、西脇 政敏(17)-(19)(33)(34)、阿部 昇二(17)(18)、西条  満(18)、小野 恵子(20)(27)、磯村みどり(20)、石井 秀人(21)、向  精七(21)(47)、梅津 昭典(23)、宮原 由美佐藤 由美)(24)、佐野 伸寿(24)(25)、里木佐甫良里木 三郎)(25)、高橋  仁(26)(41)、根岸 明美(27)、吉村 影史(27)、長沢  大(27)、長根 敏行(27)、新野 洋祐(27)、脇谷  透(27)、肥土 尚弘(27)、今村 源兵(28)、大山 正明(28)、西郷 英利(28)、桑原  浩(28)、渡辺 啓子(28)、蓮川 久美蓮川 くみ)(29)、新海 丈夫(31)(32)((32)はクレジット表示なし)、大山 正明(32)、鈴木 唯志(32)、栗島  宏(32)、大山 貴子(32)、団  次郎団  次朗団  時朗)(33)(34)(52)、久保田民栄久保田民絵)(36)、池田 生二(37)、丘野かおり山田 圭子)(37)、川口 節子(38)、天野美保子(38)、星  光子堤  光子)(39)、北川 恭子(41)、五月 晴子(41)、三島  耕(42)、川口真有美(42)、小松陽太郎(44)、笠井 ひろ(44)、夏川  圭(45)、船木 浩行(48)、坂口 良子(50)、石川 隆昭(51)、加藤 茂雄(52)、松葉 寛祐(53)、森次 晃嗣森次 浩司)、今井美佐子尾美 利徳尾美としのり)(未確認)、鹿島 信哉、(声:京田 尚子沢 りつお沢 リツオ)(49)(50)、桑原たけし桑原  毅)、)(協力:劇団現代(11)、俳協(15) )(ナレーター:瑳川 哲朗(1)-(13)(27)(28)、名古屋 章、)
主な脚本 木戸 愛楽田口 成光(53)、上原 正三石堂 淑朗(14)(28)(39)、大原 清秀阿井 文瓶阿井 渉介)、佐々木 守斎藤 正夫大原  清大原 清秀)(27)
主なプロデューサ 熊谷  健(27)(28)、橋本 洋二
主な演出 (監督:前田  勲山際 永三(39)、吉野 安雄筧  正典(53)、深沢 清澄(27)、山本 正孝真船  禎岡村  精高橋  勝(28))(特殊技術:大平  隆佐川 和夫山本 正孝鈴木  清川北 紘一川北 絋一)、小林 正夫(27)、高野 宏一深沢 清澄高橋  勝大木  淳東條 昭平東条 昭平)、矢島 信男山際 永三(28))(助監督:米山  紳宮坂 清彦前田  勲(27)(28)、鈴木 義昭(27)(28)、宮坂 清彦小宮 高広西田 耕一中田 新一小澤 俊夫)(記録:黒田 知子(27)、植村よし子(27)(28)、木村 雪恵(28))
局系列 JNN
制作会社 (製作:円谷プロダクション、TBS)
制作 (制作担当:内田 貴夫)(制作主任:藤倉  博、片桐 崇維)
音楽 日暮 雅信、(演奏:サロン・アンサンブル
主題歌 武村 太郎少年少女合唱団・みずうみ「ウルトラマンタロウ」(作詞:阿久  悠、作曲:川口  真)(東京レコード
撮影技術 小林  茂和栗 惣治(28)、中町  武(27)、井上 光雄(27)、佐藤 敏彦森  喜弘中堀 正夫佐藤 貞夫(27)(28)、大岡 新一矢島 信男(45))(照明:佐山 五郎(27)(28)、近藤  勝(27)、鎌田 靖男(28)、松丸 善明)(合成技術:宮重 道久)(編集:小林 熈昌(クレジット表示では「熈」は「臣」の左側の縦棒がない))(東京映画映像部東京現像所
HP
美術 鈴木 儀雄(27)(28)、青木 利郎島崎 堯司(27)(28)、小川富美夫桜井 克彦)(特殊効果:高野 清一)(合成作画:木村 金男鯨井  実)(タイトル美術:高橋 昭彦(クレジット表示未確認))

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