放送批評家賞（ギャラクシー賞）第19回期間選奨受賞（制作・技術スタッフ）対象作品。授賞理由は、「放送は、テクノロジーとはきりはなされない媒体であり、テクノロジーの発達を、無策のまま放置することは、危険なことです。北海道放送の制作・技術スタッフは、日曜劇場『初恋』をはじめとする一連の番組において、技術面を作品の成果に結晶させ、精神的な側面を作りだしました。このカラー中継技術の成果は、今後の番組制作にも寄与することでしょう。」「多熱な少年の青春への旅立ちを描いた名作ツルゲーネフの「初恋」をヒントに、北海道・日高にあるサラブレッド牧場を訪れた青年の初恋、そして出会いと別れを描く。大学受験を放棄した真（山本亘）は札幌に住む叔父・慎三（二谷英明）と友人が共同経営する日高の牧場を訪れる。その牧場に住む健康的に日焼けした娘・葉子（栗原小巻）に鮮烈な印象を受けた真だが、この牧場にアルバイトに来る学生はみんな葉子に傷ついて帰っていくという。こうして牧場生活がはじまり、真は次第に気性の激しい葉子にどうしようもなく惹かれ自己嫌悪と幸福感の間で複雑な感情に包まれるようになる。そんなある日、真は林の中で言い争う慎三と葉子を見かける。葉子は自分の前に姿を見せないでほしいと叫ぶのだった…。【この項、TBSチャンネル広報資料より引用】」【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：ウルトラマリン）】