「ぼくは澤田隆治氏から、秋から始める新番組の脚本の依頼を受けた。澤田氏が演出するのなら、話題になるのは目に見えていた。が、ぼくは、やや逃げ腰だった。と云うのは、『スチャラカ社員』『てなもんや三度笠』でヒットを飛ばした澤田氏との仕事は、しんどいと踏んだのである。振り回されると思ったのだ。が、熱っぽく説得されて、結局その仕事を受けた。かつての『スチャラカ社員』の復活を思わせるような内容で、蝶々が務めた社長役に京唄子、専務に鳳啓助、社員に、ドツキ漫才で急速に売り出していた正司敏江・玲児らであった。九月に万博が終わってから、朝日放送テレビの新番組『ミニミニ社員』はスタートした。案の定、澤田氏には振り回されたが、その熱意は快いものであった。【以上、新野新・著「雲の別れ」（たる出版、2001年刊）より引用】」カラー放送。提供：大建工業、オッペン化粧品、大磯産業、東亜紡。【参考資料：資料「澤田隆治演出作品一覧」（冊子・企画書「澤田隆治のてなもんや交遊録－涙と笑いの裏側－テレビ30年史」（株式会社電通発行）綴込）、読売新聞テレビ欄】
| キー局 | ABC | 放送曜日 | 日 | 放送期間 | 1970/09/20～1971/01/24 |
| 放送時間 | 12:15-12:45 | 放送回数 | 19 回 | 連続/単発 | 連続 |
| 主な出演 | 京 唄子(1)-(19)、鳳 啓助（志織 慶太）(1)-(19)、正司敏江・玲児（正司 敏江、正司 玲児）(1)-(19)、清川 虹子(1)-(19)、南風カオル（南風かおる）(1)-(19)、マリア・リグレスティー(1)-(19)、桂 小春(1)-(19)、団 タロー(1)-(19)、中野ジロー(1)-(19)、浮世亭三吾・十吾（浮世亭三吾、浮世亭十吾）(1)-(19)、新野 新(1)-(19)、（以下、非レギュラー）宮城千賀子(2)、曽我廼家明蝶（曾我廼家明蝶）(3)(16)(19)、茶川 一郎(4)、小野 栄一(4)、喜味こいし(5)、西岡 慶子(6)、東山 明美(6)、多々良 純(6)、有島 一郎(7)、石井 均(7)、中山 三吉（山田 三吉）(7)、玉川 良一(8)、森 明子(8)(18)、丹下キヨ子(8)、小鹿 ミキ（小鹿 みき）(9)、曽我廼家五郎八(9)、若井ぼん・はやと（若井 ぼん、若井はやと）(10)、中田ダイマル・ラケット（中田ダイマル、中田ラケット）(10)、南 利明(11)、丹羽 志津(13)、長沢 純(13)、伴 淳三郎(13)、若水ヤエ子(14)、トニー 谷(14)、応 蘭芳（應 蘭芳）(15)、藤村 有弘(15)、芦屋雁之助(16)、人見 明(16)、芦屋 小雁(16)、森乃 福郎(17)、三浦 策郎(17)、桜 京美(17)、東京ぼん太(17)、財津 一郎(18)、平 凡太郎(18)、古今亭志ん朝(19)、人見きよし(19)、桂 春蝶（二代目桂春蝶）、レツゴー三匹、 | ||||
| 主な脚本 | （作：新野 新） | ||||
| 主な演出 | 澤田 隆治（沢田 隆治） | ||||
| 局系列 | JNN | ||||
| 制作会社 | 松竹芸能、朝日放送（ABC）、ビデオワーク | ||||
