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ドラマ 詳細データつみきのお城

雑誌記者の女性(岩下志麻)と、ビルの警備員である年下の青年(山本亘)が、つみき細工のように築き上げていった〝愛のお城〟。純愛ともいえるこの愛は、親たちが背負った過去の愛情のため、もろくもくずれ去り、心中未遂にまで追い込まれていく……。石堂俊朗が〝不変の愛〟をテーマに書きおろした作品。演出の戸国浩器は「異母姉弟という現実を知って、破局へと向かう愛の過程を追うが、暗さを出さずに、明るくさわやかな青春の愛として描きたい」と演出意図を語る。第一回のきょうはヒロインが編集長(長門裕之)との間に2年も続けているうつろでかわいた愛や、ビルに侵入したコソドロがきっかけで知るようになった相手の青年、そしてお互いの家庭が、見えぬ因縁の糸で遠く結ばれているといったドラマ展開の伏線を散りばめて見せる。正攻法のスタートだが、複雑なからみ合いを持つこのようなドラマでは、すばやく二人の愛に焦点を合わせた方が、ドラマのリズムも出るし、わかりやすい。このシリーズ初のカラー作品ということで、本物のミロの絵やフランス輸入の高価な家具を使ったセットだが、インテリアの色彩が強すぎて、人物の色が埋没してしまった部分があった。色の〝主従〟を極端に破ると、おかしな画面になってしまうものだ。山本亘(せん)が、この作品でテレビ・ドラマにデビューする。山本学、山本圭というナイーブな演技派を兄に持つ新人で、この4月に俳優座にはいったばかりの演劇青年。兄たちとは違った繊細さと三男坊的なノンビリムードが奇妙に同居したキャラクターで、人なつっこい笑顔は、少々退屈なこの作品では掘り出しものである。将来が期待される成長株。岩下は、このシリーズ三度目の主演だが、映画での熱演がこのところ続くわりには、テレビでの〝流した演技〟が目につくようだ。【以上、読売新聞1970/05/23付「試写室」より引用(署名:な)】カラー放送。
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1970/05/23~1970/07/11
放送時間 21:30-22:26 放送回数 8 回 連続/単発 連続
番組名 土曜劇場
主な出演 岩下 志麻(1)-(8)、長門 裕之(1)-(8)、扇  千景(1)-(4)、山本  亘(1)-(8)、中村 伸郎(1)-(8)、加藤 治子(1)-(3)、山本 紀彦(2)、殿山 泰司(2)(4)-(8)、奈美 悦子(4)-(8)、森  雅之うえずみのる植頭  実)、
主な脚本 石堂 淑朗
主な演出 戸国 浩器
局系列 FNN

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