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ドラマ 詳細データ悪一代(開始時の台本タイトル…徳の市始末)

第7回放送批評家賞(ギャラクシー賞)第9回期間奨励賞受賞(出演・伊丹十三)対象作品。按摩・徳の市(勝新太郎)が悪事を重ねて出世していく。勝新太郎の新境地を開いた作品で、映画「不知火検校」「座頭市」に連なる。「勝新太郎のテレビドラマ初出演作。映画『不知火検校』からの無断引用があり、問題になったという(出典『映画は陽炎の如く』犬塚稔(草思社))。【この項、文・カミコロ】」松本明がテレビドラマ演出に開眼した作品と評する声がある。「朝日放送の上司にあたる吉村繁雄が、勝新太郎のテレビドラマ初出演を口説き落としてきたが、映画スタッフとの混成による番組制作が思うようにいかず、吉村は急遽松本に連続ドラマ『悪一代』の第一回放送「渡る世間に鬼一杯」の演出をするよう命じてきた。脚本もなく、構成だけ立て、シーン割りし、それぞれの俳優に「口移し」でせりふを渡し、それを直ちに憶えてもらって簡単な立ち稽古をし、すぐ本番VTRというあわただしさ。さすがに松本ディレクターも、この綱渡りのようなディレクションには目を回した。主人公の徳の市という盲目のマッサージ師役は、勝新太郎の持ち役であり、ほかに留吉役の故・伊丹十三、粂の市役の藤岡琢也、村雨検校役の金田龍之介などが脇を固めていたが、それぞれの俳優が自分のキャラクターを生かして、セリフを我がもののようにして語って、なんとか第一回の放送を台本無しで完成させてしまった。(注:なお現存する別資料では松本明が演出したのは第四回からで第一回から第三回は演出補となっている)単眼思考で1台のカメラで撮っていた映画式の撮影方法では考えられないやり方を採用した。それは4台のカメラで撮るテレビの撮り方であり、連続性と緊張感を大切にしたかったからだが、映画界の人たちには味わったことのない体験だった。最終回には、スタジオの中に土砂をいっぱい盛り上げて、その上を荷車を走らせたりしてリアリティーを出すようにした。ロケーションはせず、あくまでスタジオドラマにこだわり、夕方から朝までかけて撮影した。そこで松本が考えた方法は、「テレビの小画面をより少ない画面にして使う」という逆転的な発想だった。例えば、顔のクローズアップの画面だったら、顔全体の表情をとらえた画面にするのが普通だったが、松本は顔の一部だけを鮮烈に撮るようにした。しかも、その顔に映像的な美しさや意味合いを持たせることにした。それがうまく狙えたときは「ビューティフル・カット」といって喜んだ。松本は「見えにくいから、見たくなる」という視聴者の気持ちをかきたてることによって、ドラマの世界に視聴者を引き込んでみようと試みたのだった。こうした細部のディテールの撮影から、全体を視聴者に想定してもらおうとした松本の演出法は、当時の識者の好評を得た。勝新の徳の市は鍼灸治療の針で人を殺してしまう役。殺しのシーンで、針を体に刺す細部の動きは、仕掛人梅安にもつながった。必殺シリーズの作家・池波正太郎さんに褒められたときは、松本は心から嬉しかったという。映画にないテレビ演出の手法や、ホームドラマ的発想を理解してもらえたからである。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」(2003/03/30発行、日本放送出版協会刊)より引用】」【データ協力・カミコロ】
キー局 ABC 放送曜日 放送期間 1969/04/05~1969/06/28
放送時間 22:05-23:00 放送回数 13 回 連続/単発 連続
主な出演 勝 新太郎(13)、伊丹 十三(13)、嵯峨美智子瑳峨三智子)、金田龍之介金田竜之介)、藤岡 琢也高橋元太郎梓  英子左  卜全西村  晃(13)、小松 方正高品  格睦  五郎(13)、遠藤 辰雄遠藤太津朗)、山本  學山本  学)、玉川 良一阿井美千子中村賀津雄中村嘉葎雄)、朝丘 雪路市村 俊幸富永美沙子長門 裕之南田 洋子安田 道代大楠 道代)、石山健二郎田口  計(13)、中村 友隆金子 信雄小林 勝彦田島 和子青空 千夜(13)、青空 一夜(13)、青木 義朗(13)、伊達 岳志(13)、木村  元(13)、玉置 一恵(13)、原 聖四郎(13)、堀  正男(13)、仁礼功太郎(13)、月形哲之介(13)、藤間林太郎(13)、西岡 弘善(13)、浜田 雄史(13)、美山 晋八(13)、滝  譲二(13)、松本  武(13)、田中 圭介(13)、北城寿太郎(13)、
主な脚本 浅間 虹児山田 隆三(13)((13)は、山田 隆之、と表記))、星川 清司
主なプロデューサ 吉村 繁雄
主な演出 井上  昭(1)-(4)、松本  明(5)-(13)、(演出補・松本  明(1)-(4)、今井 賢一(13))(考証:西岡 善信林  美一
原作 宇野 信夫
局系列 JNN
制作 (制作補:仲川 利久)
音楽 武満  徹杵屋勝東治、(演奏:杵屋勝錦吾古沢 之義)(音響効果:西川 泰弘)(トランペット:日野 皓正
撮影技術 牧野 治郎、(技術:君島 尚三)(映像:山田 義之)(音声:平山 義祐)(照明:佐藤 哲一
HP
美術 西岡 善信東原 正樹

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