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ドラマ 詳細データ夫婦百景(第352回)翡翠

翡翠をめぐる親子三代の物語。その経済的効用を説く。「日本テレビの名物番組だった「夫婦百景」が復活したことは、まことに喜ばしい。その再開のご祝儀番組が十九日「翡翠(ひすい)」なのだろうが、制作スタッフたちだけが喜んでいるようであり、視聴者と喜びをともにする姿勢に欠けていたのが惜しまれた。この番組の愛好者はおそらくひさびさの獅子文六・原作に期待をかけたろう。ところが冷たく三代の夫婦のすみずみまで見つめてきた「ヒスイ」という象徴を生かしきれず、凡作に終わらせていた。ドラマが始まるまえに獅子文六の夫婦観が語られた。なかなか滋味のある率直な意見であり、時代に応じて二人で作って行くべきだという考えにも共感がもてた。しかし肝心のドラマの方は、あまりに精彩がなかった。結婚式を明後日に控えた新婚組が、回想形式で物語を運ぶという手法がこのテーマに合わなかったのではないだろうか。あくまでもヒスイを表面に押し出したドラマにしたらどうだったろう。出演者は、木暮実千代をのぞいては、ほとんど文学座の演技者だちであり、杉村春子がやはり抜群のうまさを発揮していた。小さな仕草で感情を現わしているところなどは、さすがにベテランの巧みさだったが、いくぶん役柄よりも若すぎたつくりが気になった。フケ役を北村和夫はさりげなく好演していたし、いかにも文学座らしく家族的なふんいきを出していた。それにしても風俗ドラマにしてしまったことは劇的感興をそいだ。【この項、文・志賀信夫氏(毎日新聞1966/04/21付「見て聞いて」より引用)】」
キー局 NTV 放送曜日 放送期間 1966/04/19~1966/04/19
放送時間 22:00-22:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 (夫婦百景(第352回))
主な出演 杉村 春子木暮実千代北村 和夫三津田 健標 滋賀子しめぎしがこ
主な脚本 山下与志一
主な演出 春山 和典
原作 獅子 文六
局系列 NNN
制作会社 NTV

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