• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ鏡子の家

三島由紀夫の長編「鏡子の家」のドラマ化。9回にわたって放送する。四谷東信濃町にある〝鏡子の家〟に集まる4人の男たちが、時代が落ちつくのと反対に、崩壊と破滅に期待する戦後の精神を失い、虚無感におちいっていく姿を描いた作品。「僕の作品ではドラマ化しにくいものの一つだ」と原作者は語っているが、これを「原作のテーマは内面に置いて、大衆娯楽的色づけで三島由紀夫独特のロマネスクを追い、風俗ドラマふうにしていく」と担当の大山勝美ディレクターは語っている。【以上、読売新聞1962/07/04付より引用】大山勝美は語る。「これは三島由紀夫さんの、崩壊と破滅に象徴される戦後の精神性をアピールする小説なんです。鏡子(岸田今日子)の家に集まるサラリーマン、ボクサーなど若者4人が、日本再建の中で虚無感に陥っていき、結局は三島さんご自身の生涯の結末を暗示するような最後になる。ヌーベル・バーグ世代の田村孟さんが刺激的な風俗ドラマ風な脚本を書いてくれて、カメラアングルとか明かりにももの凄く凝って、「僕の作品ではドラマ化しにくいものの一つだ」と言った三島さんも喜んでくれて。この『鏡子の家』があったんで、たぶん芸術祭(参加作品)を大山にやらせようということになったんだと思ってますけどね。【この項、語り・大山勝美(「TBS新・調査情報」2005/09-10月号(TBS編成局刊)より引用)】」富士真奈美が後年、雑誌で記した話によると、岸田今日子や杉浦直樹、山崎努ら本作のキャストと演出の大山勝美、演出助手の久世光彦が野球チーム「鏡子の家 エロティックス」を結成して、後楽園球場や哲学堂の野球場などで試合をしていたという。【役名(演技者)】鏡子(岸田今日子)。【参考資料:冨士眞奈美著「冨士眞奈美の人生宝石箱」第10回(雑誌「週刊女性」(主婦と生活社刊)2021/07/20号掲載)、読売新聞ラテ欄】
キー局 TBS 放送曜日 放送期間 1962/07/04~1962/08/29
放送時間 22:00-22:30 放送回数 9 回 連続/単発 連続
番組名 藤沢ドラマシリーズ
主な出演 岸田今日子(1)-(9)、杉浦 直樹(1)(5)-(9)、山崎  努(5)-(8)、長谷川哲夫高山 秀雄(1)、冨士真奈美富士真奈美冨士眞奈美)(1)、森  雅之(2)(3)(9)、稲垣美穂子(2)(3)、宮口 精二(4)、金子 信雄(4)、
主な脚本 田村  孟山田 正弘
主な演出 大山 勝美、(演出助手:久世 光彦
原作 三島由紀夫
局系列 JNN
制作会社 TBS

Tag Cloud

鏡子の家 三島由紀夫 岸田今日子 杉浦直樹 虚無感 鏡子 大山勝美 語る 三島 田村孟 破滅 崩壊 ドラマ化 山崎努 哲学堂 風俗ドラマふう 集まる 作品 山田正弘 もの凄い ロマネスク 精神性 野球場 演出助手 参加作品 カメラアングル 高山秀雄 象徴 大山 結成

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供