「JPPA AWARD 2013」（日本ポストプロダクション協会主催）ドラマ部門ゴールド賞、映像技術分野グランプリ受賞作品。「女優・黒木瞳がこれまで演じたことのない「ちょっと黒い、10人の女性」を演じるシニカルでブラックでコミカルなオムニバスドラマ。●「黒いパートタイマー」…とある弁当屋にやって来た黒木（黒木瞳）は、店長（温水洋一）に衛生服をもらい厨房へ。 そこには３人の先輩従業員（前田美波里・片桐はいり・本仮屋ユイカ）が。３人から厳しい洗礼を受ける黒木。仕事が終わり、女子トイレに入った黒木は鞄からペンを取り出し壁に何やら書き出した。そのことで職場の人間関係が大きくうねり始める。●「黒いカチラー」…パイプ椅子に座り通行人を調査している交通調査員「カチラー」の黒木（黒木瞳）と女子高生のふとももばかり見ている石田（宮川大輔）。今日は携帯を使用しながら歩いている者の調査。前方を見ないで歩く迷惑な輩に二人はあることを思い付く。●「黒い娘。～二十四の瞳～」…福岡の実家でひとみの父（平泉成）はお見合い写真を見ている。翌日、父はお見合いを勧めるため東京でOLとして働くひとみ（黒木瞳）の元にやって来る。笑顔で父を迎えるひとみだったが、実は父には言えない秘密が…。●「黒い母娘」…出張の日に二度寝をしてしまう女（相武紗季）。あわててタクシーを探すも捕まらず…。やっとタクシーを捕まえ乗り込もうとすると、後からやってきた母（黒木瞳）と娘に割り込みされてしまう。女は抗議するが、母娘には急いでいるある理由があった…。●「黒い餃子の女」…イカスミをこよなく愛する哲夫(大杉漣)。今日も愛人優子(井上和香)が作るイカスミのパスタを美味しそうに食べる。その夜自宅に戻ると妻（黒木瞳）もイカスミのパスタを用意していた…。●「黒いママ」…カウンターの中からお客を見守るスナックのママ（黒木瞳）。今日はナイスミドルのお洒落な客（寺島進）が来店。ママは妖艶な笑みを浮かべ「ネクタイがとても似合っている」と褒める。ママの笑みの本当の理由とは…。●「黒いマスカラ女」…とある駐車場。黒木（黒木瞳）は空いているスペースに車を駐車する。勢いよくドアを開けると隣の黒い車に当たりドアに傷が。舌打ちをする黒木はポーチからマスカラを取り出し、ドアの傷に塗り始める。とそこへ黒い車の持ち主（岡江久美子）が現れた…。●「黒いママ～結婚～」…恋人の学（浅利陽介）の両親に結婚の報告をしにいく学と女（黒木瞳）。 しかし女は学の母親と同い年。とまどう父（志賀廣太郎）に、耐え切れずその場を立ち去る母（高橋ひとみ）。母を追いかける学。残された父に微笑む女。その微笑みの意味とは…。●「黒い白衣の女」…とある蕎麦屋。毎日カレーうどんを注文する白いシャツの女（黒木瞳）。ある日、カレーうどんが売り切れだと言われ信じられない行動に…。●「黒いアカスリ女」…とあるアカスリサウナ。客からアカスリ指名の多い黒木（黒木瞳）。それを疎ましく思っている同僚の高橋（相武紗季）。高橋は黒木が何か過剰なサービスをしているのでは？と疑うのだが…。【この項、NHK広報資料より引用】」地上波では、2012/12/28、木曜24:25～25:55にNHK総合にて初放送。