工藤里佳（吹石一恵）は、外資系銀行からUNHCR東京事務所に転職し、そこでアメリカ人上司のエド（クリス・ペプラー）と出会って結婚。しかし、難民支援の最前線「フィールド」を希望するエドは、結婚直後にスーダン勤務に。家庭のぬくもりでエドを東京につなぎとめようとする里佳と、「難民たちは風に舞いあがるビニールシートのような存在。誰かが引き留めないとその命は簡単に失われてしまう」と訴えるエドとの間の溝は埋めがたく、離婚することに。やがて、しかし里佳の元にエドがアフガンのフィールドで銃撃され死亡した、という知らせがもたらされ…。【以上、NHK広報資料より引用】「世界の難民支援というグローバルな視点と、国連機関で働く職員同士の「愛」という私的な物語が同居する。毎回ジェットコースターのように話が急転する。３回目の今夜も、そうだ。森絵都の直木賞受賞作品をドラマ化した。男はエドワード・ウェイン（クリス・ペプラー）、女は工藤里佳（吹石一恵）。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)東京事務所で出会った。初回で２人は恋に落ち、結婚。２回目であっという間に離婚。エドがその後、支援に出向いたアフガニスタンで撃たれたとの連絡が、里佳のもとにもたらされる。エドの安否情報で揺れる里佳。そんな中、里佳の上司や同僚たちの格好良さも、際だって見える。理想の職場として描かれているのが心地よい。【この項、文・岩本哲生氏（「朝日新聞」2009/06/13付「試写室」より引用）】【その他のクレジット表示】車両：神田　達也、菊池　完行、高橋　　清、河野　　洋、服部　剛士。撮影協力：UNHCR駐日事務所、栃木県フィルムコミッション、栃木県壬生町、栃木県上三川町、フィルムコミッション伊豆、北九州フィルムコミッション。【放送日時補足】NHK BS-hiでは、同日の18:00～18:53放送。【データ協力：＠】