北見志穂は、警視庁捜査一課の刑事。自らがおとりとなって事件の渦中の飛び込み、同僚の袴田刑事の協力を仰ぎながら数々の難事件を解決してきた。ある日、志穂は友人でモデルの白鳥明日香の婚約披露パーティに招かれる。相手は宝石デザイナーの東郷仁で明日香の姉・節子の仕事上のパートナーでもあった。志穂は、そこで東郷や節子に大げさな祝福の挨拶を送っている女性に気付く。パーティ会場には、ショーケースに入った婚約指輪が飾られていた。東郷によると、ケースには認証装置がついていて、明日香が左手をかざしたときのみ開くことができるという。招待客が見守る中、明日香が左手をかざし、ロックが解除される電子音が鳴った。ところが、明日香がケースを開けて左手で指輪を取ろうとしたとき、突如会場の照明が消え、直後に明日香の悲鳴が響き渡った。灯りがつくと明日香が左手をショーケースに挟まれ、手首から血を流していた。明日香はその場から救急車で病院に運ばれた。左手首を複雑骨折していることが判明した彼女は、そのまま入院することになってしまう。数日後、早川レナという女性が自宅マンションで殺された。袴田とともに現場に急行した志穂は、被害者レナが明日香の婚約パーティで大げさな祝福の挨拶を送っていた女性だと知る。レナは後頭部に致命傷を負ってバスタブに沈められていた。そして、彼女は左手首から先を切断されていて、手首はどこからも発見されなかった。事情を聞くため節子を訪ねた志穂は、レナが指輪のポスターやカタログ写真のモデルをしていたと聞かされ、レナが所属していたモデル事務所に向かう。事務所の社長・吉村綾子によると、レナは仕事相手とトラブルを起こし、2カ月ほど前に事務所を辞めたので、以後のことはわからないという。志穂は、レナのライバルのモデル・坪井弘美から、レナがトラブルを起こした仕事相手とは東郷で、事務所も東郷から契約を打ち切られて損害を出したらしいと聞かされる。そんな中、レナの左手が公園のゴミ箱で発見される。いったい犯人は何の目的で公園のゴミ箱などに捨てたのか？袴田は綾子と弘美が怪しいと主張するが、志穂にはなんとも判断がつきかねる。【以上、テレ朝チャンネル広報資料より引用】当初の放送予定は21:00～21:55であった。