本木雅弘、鶴田真由共演のハートウォーム・ラブストーリー。交通事故に遭った冷徹なエリートサラリーマン・誠二と、彼をひたむきに愛する女性・沙知子。やがて彼女の笑顔は、彼が無くしてしまっていた大切な何かを思い出させていく。誠二が沙知子とともに事故の後遺症と闘いながら、歪んだ心に愛情を取り戻すまでを描く。商社に勤める冷徹なエリートサラリーマン・戸川誠二（本木雅弘）は、コーヒースタンドでアルバイトをしながら美大を目指す神谷沙知子（鶴田真由）らにとって憧れの的だった。ある日、美大の試験に落ち、終電に乗り遅れた沙知子は、偶然居合わせた誠二にタクシーで自宅に送ってもらう事に。途中、受験の事を励まされた沙知子は、思わず持っていた自筆の油絵を託す。後日、誠二は高価な絵の具セットを沙知子に贈るが、彼女は誠二を駅で待ち、現れた誠二にこんな高価な物は受け取れないと言う。自分の周囲にいる人物にはない、素朴さと誠実さをもつ沙知子に興味を抱いた誠二は、彼女をデートに誘う。だが、沙知子が以前に自分を裏切った人物の娘と知った誠二は約束を無視。その情報をくれた真澄（鈴木砂羽）とのデートに予定を変更する。そんな事とは知らず何時間も待ち続ける沙知子。そして、偶然それを目にした誠二は思わず彼女のもとへ走った。しかし、誠二の姿を見て嬉しさの余り路上に飛びだした沙知子をかばい、彼は車に轢かれてしまう…。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】「ストレートな恋愛ドラマの佳編。罪を負った人間が真の「贖罪」に目覚める。その姿が感動的に描かれる。端正なドラマ作りで定評ある吉田紀子が本領を発揮した一編。【この項、文：古崎康成】」脚本の吉田紀子は、大のラグビーファンで、主人公の名前・誠二もラグビー選手・平尾誠二から付けたという。ロケ車輌：安丸　　徹、川合　鉄男、森　　信二。ロケ協力：ドトールコーヒー西新橋外堀通り店、大和生命、東京アナウンス学院、犬吠崎観光ホテル(1)、ホテルなぎさ本店(1)、東京医科歯科大学(13)、キープ協会(13)、シーボニアマリーナ(13)、高橋レーシング（タカハシレーシング）(13)。【各回サブタイトル】第１回「冷徹な男」、第２回「目覚め」、第３回「婚約者」、第４回「希望」、第５回「過去の疑惑」、第７回「甦る記憶」、第８回「さよなら」、第10回「最後の選択」、第11回「残酷な再会」、第12回「悲劇の夜」、最終回（第13回）（サブタイトルなし）。【役名（演技者）】戸川誠二（本木雅弘）、神谷沙知子（鶴田真由）、梶原 学（段田安則）、神谷健一（寺脇康文）、神谷弘美（井上晴美）、木村真澄（鈴木砂羽）、富岡マスター（遠山俊也）、細川由美（麻生久美子）、井口秘書（石山雄大）、医師（岩尾拓志）、牧場のオバさん（大川明子）、看守（青柿ひろし）、神谷健太（徳久泰時）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成(13)）】