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ドラマ 詳細データ二人の刑事

毎回読み切り形式のスタジオ番組で、ナイターと交互に十六回にわたって放送する。警視庁捜査第一課のベテラン、勝俣信三郎(芦田伸介)と、若い田宮健刑事(中尾彬)のコンビが主人公。二人が捜査活動の中で味わう人間的な心の触れ合い、怒り、喜びなどを描く。第一回は、ヤクザに撃たれた勝俣部長刑事が撃ち返して殺す。この行為は正当防衛だったか、過剰防衛だったか、検事の取り調べを中心にして、事件の核心に迫っていく。【以上、読売新聞1970/04/01付より引用】「いわゆる〝刑事もの〟には、犯罪を追う捜査を中心とするオーソドックスな行き方と、もうひとつ、これを変化球にする方法もあるという。先週の第一話、早坂暁作「正当防衛」は、前者の正攻法で、仲谷昇の検事と芦田伸介の刑事が激しく対立する姿を、最大の見どころとした。それが毎回の完結方式を利して、第二話「狼」ではたちまち後者に切り替えた。東京調布市のあき地で、浜松から上京した男が330万円を奪われて殺された。この事件を担当した捜査一課の勝沼刑事(芦田)と田宮刑事(中尾彬)はほぼ同時刻に同じ場所で、土地のチンピラ三人に乱暴された女の子がいるのを知った。これが、インスタント・ラーメン工場に働く房子(二木てるみ)だとわかる。同僚の栄子(東山明美)とアパートに同居する房子は、勝沼らの追及にも無表情に否定、取りつくしまもない。ところが、ある夜、房子らの部屋に何者かが侵入した。捜査の結果、殺人事件の犯人と同じ指紋が残されていた。数日後、房子に間違えられた栄子がある男に襲われたが、田宮刑事に捕らえられる。この男が殺人事件の犯人だったが、彼は意外な告白をした。(小山内美江子脚本、山田和也演出)口数の多い栄子にくらべ、東北出身のかたくなな房子との取り合わせが二木と東山の熱演で面白く展開、うまく殺人事件にからむところが興味深い。たしかに変化球投法が実ったといえる。それに彼女らに対する芦田が刑事というより、いたわるような中年インテリ男性のムードを、いっぱいにみなぎらせる。所期のねらいがズバリ、というところか。【この項、読売新聞1970/04/08付「試写室」より引用(署名:K)】」本作について『七人の刑事』復活を狙ったが不振に終わったという記述の資料が存在するが、放送当時の資料を確認すると当初から野球中継の多い夏場に全16回限定で制作されて予定通りに終了しており、当初からヒットは期待せずに『7人の刑事』のテイストを期間限定で楽しんでもらおうという意図だったことがわかる。カラー作品。提供:大正製薬、本田技研、森永乳業。カラー放送。【放送日時補足】放送期間のうち、1970/04/29、1970/05/20~1970/06/03、1970/07/01、1970/07/08、1970/07/29、1970/08/05、1970/08/19、1970/09/02、1970/09/16は別番組(プロ野球中継)放送のため番組休止。【各回サブタイトル】第1回「正当防衛」(1970/04/01放送)、第2回「狼」(1970/04/08放送)、第3回「殺意」(1970/04/15放送)、第4回「雨」(1970/04/22放送)、第5回「憎悪」(1970/05/06放送)、第6回「女のかげろう(台本時タイトル…女の陽炎)」(1970/05/13放送)、第7回(台本番号では第8回)「男の履歴書」(1970/06/10放送)、第8回(台本番号では第7回)「罠」(1970/06/17放送)、第9回「遺書」(1970/06/24放送)、第10回「脱出」(1970/07/15放送)、第11回「殺しのフーガ」(1970/07/22放送)、第12回「まきぞえ」(1970/08/12放送)、第13回「男のブルース」(1970/08/26放送)、第14回「男の詩」(1970/09/09放送)、第15回「白い壁」(1970/09/23放送)、最終回(第16回)「刑事の条件」(1970/09/30放送)。【役名(演技者)】捜査一課部長刑事・勝俣信三郎(芦田伸介)、捜査一課刑事・田宮 健(中尾彬)、滝田係長(織本順吉)、検事(仲谷昇)、房子(二木てるみ)、房子の同僚・栄子(東山明美)、宮寺の妻・宮寺たまき(長谷川裕見子)、組長・宮寺(内田朝雄)、信沢(田村高廣)、木谷典子(工藤房子)、清吉の二男・山上 修(田村正和)、同長男・山上健一(御木本伸介)、同長女・山上さかえ(中原早苗)、山上清吉(松本染升)、立川水江(西尾恵美子)、水江の父・立川清三(菅井一郎)、暴力団青葉会会長・須山(池部良)、須山の情婦・加代(沢たまき)、バーテン・北川(新克利)、北川の内縁の妻・涼子(森秋子)、涼子の情夫・村松(永山一夫)、剣道道場のむすこ(平幹二朗)、佐原陽子(水野久美)、元大学教授・宇津木(久米明)、仁川(藤岡重慶)、新井刑事(高松英郎)、草間優子(馬淵晴子)、野上裕司(佐藤慶)、看護婦・洋子(太地喜和子)、白井(川地民夫)。【参考資料:小倉一郎著「みんな、いい人」(1995/07/15、太陽企画出版刊)、ツイッターアカウント「後藤ルミ子 (旧 後藤ルミ)(@madamerumiko1)氏のツイート(2022/04/23参照、https://twitter.com/madamerumiko1/status/1517312221830778887)、読売新聞テレビ欄、webサイト「脚本データベース」(2022/04/23参照、http://db.nkac.or.jp/top.htm)】
キー局 TBS 放送曜日 放送期間 1970/04/01~1970/09/30
放送時間 20:00-20:56 放送回数 16 回 連続/単発 連続
主な出演 芦田 伸介(1)-(16)、中尾  彬(1)-(16)、加藤  武(1)-(11)、織本 順吉(11)-(16)、(以下、非レギュラー仲谷  昇(1)、小川真由美(1)、今井 健二(1)、荒木 道子(1)、二木てるみ(2)、東山 明美(2)、柳谷  寛(2)、長谷川裕見子(3)、夏  圭子夏  佳子)(3)、江原真二郎(3)、大原 麗子(3)、内田 朝雄(3)、田村 高廣田村 高広)(4)、工藤 房子(4)、桑山 正一(4)、黒柳 徹子(4)、田村 正和(5)、中原 早苗(5)、御木本伸介(5)、松本 染升(5)、西尾恵美子朝風みどり西尾美栄子)(6)、菅井 一郎(6)、西沢 利明(6)、上田 忠好(6)、後藤 ルミ後藤ルミ子)(6)、池部  良(7)、沢 たまき(7)、睦  五郎(7)、新  克利(8)、日色ともゑ(8)、森  秋子(8)、永山 一夫(8)、平 幹二朗(9)、辰巳柳太郎(9)、南原 宏治船上  爽南原 伸二)(9)、中山  仁(10)、加賀まりこ(10)、佐々木孝丸(10)、水野 久美(11)、久米  明(11)、村上 冬樹(11)、犬塚  弘(12)、松山 省二(12)、藤岡 重慶(12)、倍賞美津子(13)、名古屋 章(13)、殿山 泰司(13)、高松 英郎(14)、桑原 幸子(14)、浜田  晃(14)、馬淵 晴子馬渕 晴子)(15)、佐藤  慶(15)、北原 義郎(15)、柴田 侊彦(15)、太地喜和子(16)、川地 民夫(16)、倉田 爽平(16)、高木  均(16)、小倉 一郎小倉 蒼蛙)、(ナレーター:芥川比呂志、)
主な脚本 早坂  暁早坂  曉)(1)、小山内美江子(2)、棟  明郎(4)、窪田 篤人(5)、砂田 量爾(6)、宮田 達男(7)、山浦 弘靖(8)、林  秀彦(9)、浅間 虹児(10)、岡田 光治(12)、山内 亮一(14)、大野 靖子(15)
主なプロデューサ 山田 和也
主な演出 山田 和也(2)、脇田 時三(7)、宮武 昭夫(15)
局系列 JNN
制作会社 テレパック、TBS
HP

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