剣にまつわる単発ドラマシリーズ（1967/04/17～1968/02/26、全46話）の一作。「一度は侍を捨てた男と、彼のために尽くす女の哀しい恋を描く。上役・大野定九郎（袋正）の悪事の責任を取って侍を捨てた赤穂浪士・勘平（加藤剛）は、妻のおかる（伊藤栄子）と百姓暮らしをしている。ある日、吉良邸への討ち入りの誘いが入り、おかるは再び仕官を望む勘平のために、身売りをして20両の支度金を作る。別れの日、勘平は定九郎と出会い、天下の名刀で斬り捨てる。定九郎の持ち金を奪っておかるを取り戻そうとしたのだ。だがその金は、身売りの前金をもらいに行ったおかるの父・与一兵衛（浜村純）が、定九郎に奪い取られたものだった。定九郎を殺して金を奪ってしまい、追い詰められた勘平は切腹する。一方おかるは、必ず迎えにくるという勘平の言葉を信じて籠に揺られていくのだった。【この項、WOWOW広報資料より引用】」提供・ハウス食品、カルピス。