大学のボート部の７人の仲間が卒業して３年後に再会。それぞれ社会人としての道を歩みながら、友情の大切さを知っていく。青春と友情をキーワードに社会の厳しい一面に直面しながらいかに自分本来の生きざまを見失わずに生きていくかを描いていく。やや気恥ずかしいセリフも多いが、ヒロインたちの凛とした生きざまが新鮮。野島伸司の理想がストレートに表現されており、野島作品の系譜をたどる上でも重要な作品といえる。アメリカ映画「セントエルモス・ファイヤー」をもとに野島伸司が独自の理想世界を描いた点で、作家の成長過程として注目できる。劇中、自殺する証券会社員に、証券業界からクレームがついた。【以上、文・古崎康成】「最終回の視聴率は関東地区で32.6％（ビデオリサーチ調べ）を記録。主題歌の「悲しみは雪のように」は170万枚（オリコン調べ）を売り上げるヒットとなった。番組表でのサブタイトルは以下の通り。第１回「青春の絆」第２回「夢を追って」第３回「隠された青春の日々」第４回「涙あふれて」第５回「決心」第６回「見失った道で」第７回「風に吹かれて」第８回「君が人生の時」第９回「いつわりの日々」第10回「友よ」第11回「生きる」第12回「私たちの望むものは」。【この項、文・法水】」美術協力・フランスベッド、IDO、ライオン事務器(1)(4)-(10)(12)、ORIS(1)(3)(4)(6)-(12)、CONVERSE(2)、ガレリア・プロバ(3)(5)(11)。撮影協力・財団法人日本漕艇協会、幕張高等学校、トータルハウジング、東京都北区役所(1)(2)(5)(7)(10)-(12)、駿河台大学(1)(3)(5)(7)(9)(11)、ホテルパシフィック(1)、大脇病院(1)(2)、オフィス國井＆悪童児(1)、永石産婦人科(2)(6)(12)、TANGO(2)(4)(6)(8)、ISOLDE(2)、港湾職業訓練短期大学校横浜校(4)、財団法人神奈川港湾教育訓練協会(4)、銀座バラライカ(5)、中野総合病院(6)(12)、そごう(7)、シンガポールカントリー倶楽部(7)、レストランSingapore(7)、吉野家(8)、横浜労災病院(8)、VIVRE(9)、xaxa(9)、CYGNE NEW YORK(9)、Motta(9)、東芝メディカル(11)、ITALIAN TOMATO(12)、トット基金・日本ろう者劇団井崎哲也(12)、北区立障害者福祉センター(12)。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：法水）】