『愛なんていらねえよ、夏』LAST 1 新作掲示板1
『愛なんていらねえよ、夏』Last2。前回の終わりに、関係者を集めた食事の席で、亜子はすべてをぶちまけ、皆の思惑が白日の下にさらされました。これによって、この作品のサスペンス的な側面にはケリがつき、人々は鷹園邸を去っていきます。
そして亜子は一人きりの家の中で号泣します。能面のような情緒の変化に乏しい顔をしていた亜子が、初めてあからさまに表情を一変させ、生の感情をほとばしらせたのでした。レイジに出逢って以来、本人も気づかぬうちに徐々に蓄積されていた感情が一挙に噴き出した瞬間でした。
陰謀と欲が去った家は、あの緊迫感が嘘のようにがらんとして寂しい。今まで自分の周りにいた者すべてが自分を利用しようとしていたことを知り、財産も彼らに差し出した彼女は、すべてを失ったはずですが、不思議に満ち足りたようでもあります。彼女は周囲のものに愛されてはいなかったが、愛することを知ったからです。何もかも失い、愛だけが残った。私には、大きな家が孤独感とともに、不思議に優しい空間になったように見えました。この、食事会から亜子が一人きりになるまでの鷹園邸の場のエネルギーの移動と変化の様が、見事に映像化されていたことは特筆に値します。
手術を控えた亜子を、レイジは海辺のホテルに連れだし、自分の気持ちを打ち明けます。このときの亜子=広末涼子の表情は実に自然で穏やかないい顔でした。前作『できちゃった結婚』のように社会人の役だと、外見も精神的にも幼く見えてしまうのですが、彼女の素朴・ピュアといった個性・イメージが、今回のシーンに余人をもって代えがたい魅力を与えたのでした。
一方、レイジのほうは本当に必要としているものから手を離してしまったために、すべてに投げやりで絶望している。タクローがいみじくも言った「生きることから逃げないでくださいよ」という言葉が重く残ります。タクローは単なる悪役兼傍観者ではなく、レイジを追いつめることで亜子とは違った面から彼を成長させる教師のような役を果たしていることがはっきり出たシーンでした。
ラストの朝、亜子が自殺を図ったシーンは画面の質感が少し粗めで他と微妙に違っていて印象に残りました。これはこのシーンだけなのか、レイジと亜子の世界の変化を暗示しているのか。
表題は楳図かずおの漫画からの引用です。記憶で書いているので間違っているかもしれませんが、傑作『わたしは真悟』の最終回がたしか上記のタイトルでした。
そして、ついにLast1。
素晴らしい!
途中ドキドキものでしたが、ハッピーエンドでよかったです。
不条理と救いが感じられたドラマでした。
映像、脚本の緊張感で他の追随を許さず、文句なしで今クールの第1位に推したいです。♪
「愛夏」
久々に総毛だった。
愛を感じるEDは「サトラレ」も「少年たち」も「マイリトル」もなかなかよかったが、こういう切り口で愛を感じさせてくれるとは粋ですね。
目のアップが印象的でした。
レイジ・ルカ・タクロー・アコの術前・術後。
石田えりさんがナイス。
やはり最終回だなーという感じで、都合良くああなったりこうなったり(笑)してましたが、
やはり映像・演出の力というのでしょうか、それなりに見応えありでした。
終わり方、まとめ方は、まあ妥当かな。
でも実は、最終回うるっときたのはタクローがハルオを抱きしめる場面だったりします。
あと須之内先生の「わたしは難しい手術のときには天才ではなく神になる」(LAST2)
という台詞、かっこいいなぁ。
最終回、良かったです。
お話はまとめに走ってるな〜という感じはしたけれど、渡部さんの熱演に泣いてしまいました。
お友達から成田空港でこのドラマのロケをしていて渡部さんと広末さんを見た、と聞いていたのに
途中でレイジが刺されてしまって、どこに出てくるんだろう。。と思ったら。
良かったです。ハッピーエンドで。
視聴率は悪かったようですが、見応えのあるドラマでした。
TBSさん、またこんなドラマを作ってください。
本当に素晴らしい!
『視聴率なんて信じられねえよ、な〜っ!』・・心の叫び!
最終回号泣でした。私も今クールNo.1だと思います。。DVDが出るなら欲しい!
ラストはプロデューサーと堤さんで意見が割れたらしいですね。
最終回の設定は確かに守りにはいったような感じもしたのですが、
龍居さんの書くこの物語の世界の揺ぎなさが、それを消してくれていたような気がします。
この人自身が、ものすごく芯の強い人なんだろうなあ。
渡部さんの病院にたどりつくまでの芝居、そして堤演出。
視聴率が…だったからこその、渾身のラストといった印象をうけました。
よいドラマでした。
最初からラストまで美しかった。
どうしても…何か言いたくて書き込みに来てしまいました。
アレだけ異質なキャスティングを(レオにゴルゴ?)
しゅうーっと収束してしまった演出と脚本の凄さ。
綿密に練られた言葉・言葉・言葉。台詞なんだ役者が喋ってるんだと分かっていても
キてしまいました。ちょっと悔しい。
散々言われた渡部氏の『台詞回し』は、
亜子にとって暗闇の中の蛍のように、尾を引いて離れない。(と、今は解釈したい…。)
また、レイジ&奈留とタクロー&晴男の「師弟愛」の濃過ぎな描写も一層、
危うげなストーリーを引きたてていたように思います。
ラスト、亜子の、言葉も無い微笑み。上がった口角が優しい。
最後が海ってのは夏ドラマのお約束かな。龍居さんの過去のドラマを見たくなりました。
…そして石田えりは神でした。
愛なんて、夏 投稿者:みり 投稿日: 9月14日(土)01時50分53秒
最終回のストーリーとしてはよかったです。ハッピーエンドで、よかったです。
でも、最後の海のシーンは、必要かな〜?ってちょっと思いました。
空港のシーンで終わった方が、しまりがあったように私は思えました。
ツーハンマンも来週最終回です。さびしいな・・・
歌舞伎町のレイジは奈留にナイフで刺されて、その時、死んだのでしょう。
ルーレットの闇賭博場から、亜子のいる病院までの道のりは、棘(いばら)の道。
チンピラにからまれて、ボコボコにされたけど、あれは歌舞伎町との訣別。
タクローは、「亜子を愛してるんだよ」の言葉と1億円を引き換えに、レイジを自由にした。
奈留は、ナイフでレイジを刺した。ナイフは、棘(トゲ)。棘は愛に欠かせない苦痛なのかも。
レイジの白いスーツは赤い血に染まった。
その時、歌舞伎町のレイジは死に、赤い血の色に染まってレイジは生まれ変わったのだと思う。
英名「マリアの薔薇」は、ラテン語では「海のしずく」。
だから、ラスト・シーンは海・・というのは、私の、こじつけ(^^ゞ
このドラマ、なんで面白いのかよくわからないまま、何故か毎週楽しみで、全話見続けました。
もう一回、最初から見直したいです。
いら夏
最終回、怒濤の展開っていうのもなかったかもしれない。でもこれは静かな終わり方で良かったんじゃないかな。奈留に刺された時は、やっぱり死ぬのねという気持ちと、やはりこういうドラマって死人出さないと気が済まんのかな、という批判めいた気持ちがあった。でも、生きていたと分かった時の、ほっとした安堵感が大きかった。きれいにまとめたけど、いい意味で裏切られた。おそらく、他のノータリン脚本家では、途中のちんぴらにからまれた時点で刺されて終わったりしていたのだろう。最後まで、お約束の展開を破ってくれた瀧居さんつつや堤さんに、また新たなドラマを作って欲しいと思った。ほんとに、お約束の展開しかできなかった天体観測とはえらい違いであった。視聴率が悪かったみたいだが、こんなドラマを見ていない大半の人には同情します。あと、途中でリタイアした人にもね。
同情なんていらねえよ 投稿者:Gershwin Melody 投稿日: 9月14日(土)04時59分06秒
何で最終回まで見たかと言えば、見るのを止めたくなるほどのヒドい演出では無いという事。
ただこれはもう個人の嗜好。広末の演技を見てもときめかなかっただけの事。
渡部の演技に最後まで違和感が付きまとっただけの事。
それなら他の俳優が演じれば作品世界にハマったかと言えば、それは分からない。
自分はスタッフやキャストが提示したこの世界観にはノレなかっただけの事。だがしかしそれを「ああ今週もツマラナイ」と書くほどの余計なエネルギーは持ち合わせてない。それにこの作品を愛した人々の事を否定するものでもない。きっと「幸運な出会い」をしたのだから。
が、この作品を見逃したからと言って貴方の人生が不幸になるとは限らない。その人には又別の出会いが待っているのだから。
渡部も広末も堤も龍居も次の新たな挑戦があるはずだ。その時再び対峙するのだ。
空港で亜子が目をつぶって、レイジを探して二人に近づいて行ったとき
ナルをレイジと間違うんじゃないかと思ってどきどきした。
本当に面白いドラマでした。ここ3年で最後までこんなにきっちり面白いドラマでは
一番だったように思います。終わってしまって残念。もっと続きが見たいけど、
このドラマには続きは無理ですね。
一番印象に残ったのは、ウエダタクローとレイジのシーンでした。
ずっとずっとカッコつけていたレイジが、
実にカッコ悪く、みっともなく、ジタバタとあがいてくれて、
9話分たまっていた違和感(拒否反応)が、少しだけ拭われたような気がしました。
「愛しているんだよぉ」ってセリフ、良かったです。1億円の価値あり、かも??
個人的には「面白いとは思うけどハマれない」という、珍しいケースだったんですが、
スタッフの執念みたいなものはヒシヒシと伝わりました。
(ていうか、それが強すぎた感もあり、ちょっと辟易したんですが)
でも、何一つ諦めず、(かなり低い視聴率だったのに)妙なテコ入れもせず、
きちんと初志貫徹したんだなぁとは思います。ホントにお疲れさまでした。
9話で真っ暗闇だった「タイトルバック」がラストでああなって・・・
ニクイ仕掛けです。これが、このドラマのすべてなんだな、なんて思いました。
う〜ん、やはりラスト2の完成度は越えられなかったな。(これは消去せずに保存)
思えば僕は、世間やネット上で批判されたり叩かれてるのに
反発して物凄くハマっていた振りをしていたのかもしれない・・・情けないけど
所々素晴らしくて、所々落胆する。(一番の落胆は最終回の広末がかわいく無かった事です)
HKさんが言ってらっしゃる「面白いとは思うけどハマれない」まさにそんな感じです。
でもこの夏、一番わくわくさせてくれたドラマには変わりないです。
スタッフの皆様、おつかれさまです。
石田えりは色気ムンムンでした。
最後に二つの線が交わらなくても良かったような気がする。
下世話な自分は、これからの二人を考えてしまうから。
森本レオには助演男優賞をあげたい。
くっさい台詞がポンポン飛び出しはしたものの、やっと見つけた「光」に対して「闇」の描きが甘かったんじゃないかとは思ったものの、コッテリでもなくキラキラでもないラストの穏やかさが心地よかったんで、ドラマの印象として残るのはよいものになりそうです・・・海は敵なしの名役者さんだわ、まったく。いちばん強く感じたのは「生きたきゃ、生かしてくれんだよっ」ってな、さんざん足掻いたヤツに救いを与えてみせたってことですかね。オーラス番外のプレゼントご案内、きっちりまともな喋りが新鮮だったよ〜ん、渡部さん。意地すか?(笑)
さーて、ベスト5ですけれども、一作しか選ばないと何位に入れても一票じゃ、心情的に1位と5位は並ばないのに、数的には並んじゃうんだよなぁ・・・棄権しよっと。順位ということじゃなく、持ち票を5としてそのなかで自由にアレンジできたら、遊びといえども真剣に考えられるし、個人差が鮮明に表れて面白そうなれど、投票者のモラル頼みってのはやっぱムリっぽいと。ってことで、「いら夏」にはごく私的な1票を捧げます。楽しめました、ありがとう。
もうネタバレでもいいですよね?
だいちゃんが撃たれたときに「ああ〜これもまたか。。。なんでこの作品まで」
ってかなりショックだったのですが、さすが哀川 翔アニキ!
最後にカリートの声が聞けてよかったけど、エンドロールまで誰の声かわかんなかったです。
レイジのときも同じ思いでした。でも自ら神様という女医の病院内だもんな〜ってことで
これまた不死身でしたね。
空港で広末が目を閉じてレイジ達に近づいて行くシーンでは不覚にも涙が。。。
たしかに広末よくなかったしキライなんですけどここからのシーンではかなり感動。
視聴率も低くってなんだかんだいわれてたドラマだったけど
最後まで見て良かったのはやっぱハッピーエンドだったからでしょう。
特に話題にもならず寂しく終わって行った『探偵家族』でありますが、
私としては、悪徳刑事を演じた山下真司氏に涙、、、
しかもこれが上手くないんだよな(笑)。悪役が板についてないからしようがないかなあ。
次の土9も犯罪解決もの。光一クンはもはや脇に回るのか(ダブル主役扱いでしょうが)。
しかし、今クールは頓挫したドラマが多かったです(個人的理由で)。
『いら夏』も途切れ途切れ視聴だったし、失敗したなあ。。。
私の中で、少し苦手だった広末涼子ちゃん。ラストの回でグンとポイントアップです。
手術後に包帯を外した時のキラキラした目に引きつけられ、
そして、空港でレイジを見つけた時、本当に嬉しそうに目を細め、
口角をキュと上げた彼女の表情は、広末らしくもあり、
私には、これまで見たことのない表情のようにも思えました。
実は、その「笑顔を作る表情」が苦手だったのですが・・。
あのとき、ほんとうに自然でかわいらしく思えました。
今回、脚本と演出と役者が上手くかみ合っていたように思えます。
もちろんツッコミどころ満載でしたが、ラストまで見てきて◎って感じです。
最終回金曜日の夜はなんだかホッとした気分になりました。
続編は、ナルちゃんでドラマ作ってほしいんだけどなぁ・・・(無理?)
「マイリトルシェフ」
ほんとによかったです。ラストの紹介が王様のレストラン風。各回のエピーソード
回想も、感無量。最後の「素敵!」は4話のものがベストということ?(新作でないの)
(早く主題歌を全部聞きたい)
「愛なんていらねえよ、夏」
これもよかった。主題歌タイトルバックのように暗い中、目をあける所で御対面と
予想したが、違ってた。愛の激白で1億まけてもらうとは・・・・
来期も織田くんドラマ期待してますよ、TBSさん。
『愛なんていらねえよ、夏』最終話 『太陽の季節』最終話 投稿者:kaya 投稿日: 9月16日(月)00時16分21秒
『愛なんていらねえよ、夏』
緊迫感のある最終回でした。
奈留の悲しい狂気が光ってました。
奈留の手によって「歌舞伎町のレイジ」が消去されるシーンと
亜子がレイジの死を知る場面(死んだと思う場面)は、
私的には少し食い足りないかなと思う部分がありました。
奈留が狂気から開放されて我に返るシーンがワンシーンでもあれば
ラストの奈留とレイジの関係になんら違和感がなかったかも。
私は少しだけ「そんなになんのわだかまりもなくなるのかい?」と思っちゃったので。
そうそう、亜子がレイジの死を悟ってすぐに号泣しているのもちょっと唐突に感じたかな。
号泣の前にワンクッション欲しかった。
もちろん、号泣している亜子が変だったわけではないのですが。
まぁ、どちらも細かい突っ込みで、
物語の世界観を壊すようなものではなかったのだから及第点だとは思いますが。
最終話って物語の中にちらばめた「脚本家の伝えたいこと」=「メッセージ」を
たぐりよせて、収拾つけていくものです。
もしかしたら今回の最終回、作家的にはもう少し時間(尺)が欲しいと感じていたのかもしれませんね。
でも、尺の中に収められるホンを書くのも脚本家の大切な仕事ですから、
見せ所の後半部分のために、前半部分をもう少し刈り込んで、
後半にもっともっと重点を置いたほうがよかったかもしれません
(充分に重点は置かれてましたけど、それでも少し食い足りない気がしたんですよ)。
ちなみに私が一番いらない(カットできる)と思ったシーンは喫茶店のシーンかな。
マスターの「光を探している」というセリフを入れるためのシーンだと思いますが
あのセリフはなくても良かったかも。
なくても亜子が「光」=「亜子の生きる理由の全て」=「レイジ」を探してるって事、
視聴者には伝わってましたもの。
あのシーンをカットすれば、めちゃめちゃ変だった、
カレーのおかわりを頼みまくる客を出さずに済んだのになぁ、なんて。
オオラスの亜子ちゃんの微笑みがいつものタイトルバックの微笑じゃなかったのはちょっと残念でした。
いや、海をバックにしての「絵」は素敵でしたけど、
広末涼子嬢の微笑み自体はいつものタイトルバックのほうが良かったと思う。
ま、小さなことですねこれも。
最初から最後まで作品自身の世界観を壊さなかったことには敬意を表したいです。
そして堤監督には小ネタに走らないこういう作品も撮り続けて欲しいなと思います。
作品世界に圧倒され飲み込まれる、というところには至りませんでしたが
最後まで飽きることなく楽しむことが出来ました。
嫌なキャラクターなんだけど、咲子には結構泣かさていました(笑)。
『太陽の季節』
とりあえずキャラクターとして一番格好よかったのは慎二でした。
「それが俺の復讐だ」なんて言葉にしちゃってるところは少し格好悪かったけど。
言葉にせずに伝えてくれればかなり格好よかったのに。
折原が竜哉に「失って見えるものもあるんじゃないか?」と言った時は
確かにそれは正論だけど、お前が言うな、と思ってしまいましたわ。
だましておいて、そんな事言うなんて、いい大人がズルイじゃん。
自分のしたことを正当化スンナ!って思っちゃいましたね。
いや、竜哉がしようとしていたことも正しくはないんですけどね。
滝沢君も池脇嬢も高岡君も岡田君も熱演していた最終回。
役者の熱演だけが空回り気味で少し悲しかったですが、
まぁ、終わってみれば、これもまたよしってところでしょうか。
一番よかったのはエンディングロールの美しさってところでしょうかね、このドラマ。
「太陽と雪のかけら」に出てる田島穂奈美ちゃんは、前田愛ちゃんに似ている。
「ドレミソラ」に出ている、大城先生に利用されていたあの女の先生は、
映画評論家のこはたあつこに似ている。
「新・愛の嵐」の友子役の女優さんは、原さちえに似ている。
それにしても、「ドレミソラ」の柴田!そんな簡単にあきらめていいのか!(先週木曜)
「本当に好きじゃなかったかも・・・」そんなセリフであっさり中野に譲っていいのか!
まだ最終回まで10回近くもあるのに、このまま脇キャラに甘んじていいのか!
粘れ!(以上ながいひでかずの口調で読んでみましょう)
「愛なんていらねえよ夏」の最終回のルーレット場面ですが、
どうして、ディーラーが玉を入れる前に賭けてしまうんでしょう?
あれって、丁半サイコロ賭博で、サイコロを振る前に丁半決めてるのと同じじゃないっすか
しかも、36倍一点はりって・・・誰もチェックしなかったのかよ、脚本、
赤か黒かそういうギリギリの確率のものでこそ緊迫感も盛り上がるってのに。
そういえば、大昔、江頭さんが書いたテレビ版「静かなるドン」でも同様に
ルーレット場面があって、玉を入れる前に賭けてたよなあ・・・
といったところで、僕的には、森本レオさんゴルゴさん兄弟の「勝利」ってな、
最終回でした。
『愛なんていらねえよ、夏』 投稿者:DOTTEN 投稿日: 9月16日(月)18時01分43秒
下のkayaさんの書き込みを見て、ちょっと思ったことを書きます。
奈留が歌舞伎町のレイジ消す場面は、奈留がレイジを消したときに「ありがとう」とレイジを言われた時点で我に帰っているのではないでしょうか。血染めのレイジを見て涙を落とすシーンなどでそれを表していたと思いました。
奈留にとって、亜子に会うためにぼろぼろになっているレイジは、壊れてしまった歌舞伎町のレイジ。
昔のレイジは戻らない。自分がなろうとしても、今のレイジに勝つことすらできない、よって殺してしまおうというのが奈留の思いだとすれば、レイジが「歌舞伎町のレイジを壊しに来てくれてありがとう」の言葉でレイジが正気に戻ったことに気づくに充分だったでしょう。
壊れてしまって盲目的な暴走をする歌舞伎町のレイジを消去されたレイジは元の大局的でクールな、奈留の慕う元のレイジに戻る。その大局的思考から亜子の為の最善を考え姿を消すことを決意したレイジと共に海外へ行くのも不自然とは思いませんでした。
亜子はレイジが死んだとは告げられてなかったと思います。
ただ、目が見えるようになったときにそばにいなかったというだけで。
だから亜子はレイジを探しまわっていたのでしょう。
このドラマは光がテーマだったと思います。
光を愛とかけて、亜子は目が見えないのと愛が見えないのと二つの意味での盲目。レイジは愛を信じられない盲目。この二人が最終回では各々の光を取り戻す。
喫茶店のシーンは、ラストシーンに向けてテーマを強調していたのだと思います。
>DOTTEN様
そっか、亜子は「死んだ」のではなく「いなくなった」ことを号泣してたんですよね〜。
亜子はレイジの借金のことを知らないし、目が見えるようになった時に
自分の傍にいないからって、即、死とは結び付けないですよね。
その前のレイジの血まみれシーンが印象的過ぎて
脳内で勝手に関連付けてしまってました。
亜子が一生懸命レイジを探しているのは、
レイジが死んだことを信じたくないという気持ちからね、と勝手に納得してました。
で、奈留の件ですが、DOTTEN様がおっしゃるようなことは踏まえたうえで
もうワンシーンというかワンクッション欲しかったなぁ〜と感じたんです。
単にあのシーンがとても良かったから、もう少し見たかっただけかもしれません。
1点だけDOTTEN様と見解が違うのは、レイジが奈留の慕う元のレイジに戻るって部分かな。
「歌舞伎町のレイジ」は奈留が刺すことによって、
レイジのみならず奈留の中からも消去されたと私は受け取ってます。
「歌舞伎町のレイジ」への固執が、
レイジの「ありがとう」で奈留の中からつき物が落ちたように消えたんだと思ってます。
つまりレイジの変化が許せなかった奈留が
変化したレイジを受け止めることができるようになった、ってことだと。
そうそう、喫茶店のシーンに関しては
私の「亜子の感情に対する誤解」を無くしてもやっぱりいらない、と思います。
これはただの主観ですから許してくださいませ。
<『視聴率なんて信じられねえよ、な〜っ!』・・心の叫び!>なんて甘すぎます。
あえて、暴論。
『視聴率なんていらねえよ、な〜っ!』 (見続けてくれた人たちの愛さえあればー)
でしょ、多分。