テレビドラマ人名録（女優）
岡田奈々

女優　男優　演出家　脚本家　原作者　全文検索

• 堀越学園高校卒業
• 戸板女子短期大学中退

★劇場映画

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• 青春の構図(1976　松竹大船)
• 暴力戦士(1979 東映東京)
• 隠密同心　大江戸捜査網(1979 12CH)
• 戦国自衛隊(1979 角川春樹事務所)
• 青春グラフィティ　スニーカーぶるーす(1981 東宝映画)
• あゝ野麦峠　新緑篇(1982 東宝映画)
• 三等高校生(1982 東宝映画＝ジャニーズ事務所)
• ＯＫＩＮＡＷＡＮ　ＢＯＹＳ　オキナワの少年(1983 パル企画)
• 里見八犬伝(1983 角川春樹事務所)
• 最後の博徒(1985 東映京都)
• 塀の中のプレイ・ボール(1987 松竹映像)
• パチンコ物語(1990 五稜プロ)
• ゲンセンカン主人(1993 キノシタ映画)
• 無頼平野(1995 ワイズ出版＝M.M.I.)
• Ｚの回路　復讐の裏ゴト師(1996 裏ゴト師製作委員会)
• ラブ＆ポップ(1998 ラブ＆ポップ製作機構)

★楽曲（EP・LP）

【EP】

• ひとりごと(1975)
• 女学生(1975)
• くちづけ(1975)
• 青春の坂道(1976)
• 若い季節(1976)
• 手編みのプレゼント(1976)
• かざらない青春(1976)
• そよ風と私(1977)
• らぶすてっぷ・じゃんぷ(1977)
• 求愛専科(1977)
• バイバイ・ララバイ(1978)
• だめですか(1978)
• 湘南海岸通り(1978)
• 賭け(1978)
• 静舞〜Quiet Dance(1981)
• It's For You／長い夜(1986)

NAV「くちづけ」(1975)

★出版物

• 「奈々の想い」
• 「奈々の秘密」（エッセイ、写真集、講談社、1976年刊）
• 「岡田奈々17歳−奈々のひとりごと」（エッセイ、写真集、ペップ出版、1976年刊）
• 「岡田奈々写真集」（写真集、愛宕書房、1981年刊）
• 「岡田奈々写真集」（写真集、ワニブックス1983年刊）

★CM

• 富士写真フィルム
• ハウス食品
• 江崎グリコ
• ライオン油脂(1975)
• メナード化粧品
• 丸美屋(1994)
• 青森県りんご対策協議会(1995)
• MPG(1996)
• アース製薬(2000)

　
(1975)

• 第2回歌謡ゴールデン大賞新人グランプリシルバー賞受賞(1976年）

• 奈々色の世界
• なつかしのページ
• 奈々のページ
• 奈々さんのページ
• 岡田奈々の部屋

　1974年、NET「決定版・あなたをスターに」の第2回チャンピオンとなって芸能界入り。テレビドラマ『うしろの正面』(NET)のヒロイン役でドラマ初出演。同年、キャニオンレコードからNAVレーベルで「ひとりごと」をリリースし歌手デビュー。1975年のドラマ『俺たちの旅』で主人公・カースケにほのかな想いを抱く女子高生役で人気に。とくに第22話「少女はせつなく恋を知るのです」は岡田奈々メインのエピソードで、現在でもその凛々しさが語り継がれており、放送当時の岡田奈々のヒット曲「青春の坂道」のレコードでは聞けない別バージョンが聞けることで有名。

　岡田奈々の楽曲は歌唱力という点で特筆すべき点はない。しかしその多くが松本隆による作詞で、岡田奈々が淡々と歌う歌詞の中に詩情ただよう物語性が埋め込まれ両者が見事にマッチした佳品が少なくない。そのため現在でも当時発売された岡田奈々のアナログレコードは高値で取引されているという。「青春の坂道」とそのＢ面「恋はかくれんぼ」、「湘南海岸通り」をはじめとして名曲が少なくない。その後榊原郁恵がホリプロタレントスカウトキャラバンで大好きだった「青春の坂道」を歌って入賞を果たしたのは有名な話。（その後榊原郁恵は出演した「テレビ探偵団」(TBS)でこの「青春の坂道」をリクエスト。「8時だョ！全員集合」で岡田が歌った映像が流れた）

　テレビドラマでの岡田奈々は、『俺たちの旅』以降、『俺たちの朝』などに出演。現在再見するとレギュラー出演者にも関わらず出演場面は抑制されている。歌手としての活動があり、時間的制約が強かったためであろう。
　1978年には『ゆうひヶ丘の総理大臣』(NTV)で主人公のソーリの下宿する定食屋の娘・かおる役でも好評を博した。『ゆうひヶ丘…』の中のエピソードで、 木下藤吉役の田鍋友啓とのキスシーンに気をもんだファンも少なくない。（といっても単に頬へのキスなのだけど^^;）

　1977年7月15日、熱心すぎるファンによる自宅侵入・監禁事件が発生しアイドル的な人気には陰りが生まれたが、1979年に歌手を辞め女優に専念することを決意、1980年代以降は女優として着実に作品を積み重ねており、現在でもファンは少なくない。

　私生活についてはベールに包まれており、今なお、神秘性をたたえた女優だ。