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テレビドラマ人名録


テレビドラマ人名録(演出・プロデューサー)
河野 宏

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2001/01/13作成

ふりがな こうの・ひろし
本名 河野 宏
没年月日 2001年1月5日
職業 テレビ演出家
主な作品歴
受賞
  • 芸術選奨文部大臣賞受賞(1969年)
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 河野宏氏はNET(ANB)開局当初から同局のドラマ演出で活躍。『風林火山』(1959)、『徳川家康』(1964)、『功名ヶ辻』(1966)、『日本剣客伝』(1968)、『ながい坂』など、当初はテレビ時代劇の分野で活躍。このうち、ポーラ名作劇場で放送されたNET開局十周年記念番組『ながい坂』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。このほか、この作品は放送批評家懇談会期間選奨、テレビ大賞などの放送賞を独占しました。これを機に以降はポーラ名作劇場を中心に活躍。『北国の女の物語』(1973)、『彩の女』(1975)、『忍ぶ橋』(1975)、『契りきぬ』(1976)、『天の花と実』(1977)、『おはん』(1978)など、細やかな女性心理を描く「ポーラ名作劇場」ならではの女性ドラマでその才能を発揮。1970年代後半にANBを離れ、フリーに。
 その後も『平岩弓枝ドラマシリーズ/結婚の四季』(1980 CX)、『木曜ゴールデンドラマ/女系家族』(1984 YTV)、『日本名作ドラマ/斜陽』(1993 TX)など女性の生き方を描くドラマで活躍したほか、『不毛地帯』(1979 MBS)を始め『ザ・サスペンス/青春の昭和史II 三十秒の狙撃兵』(1979 ANB)、『ドラマスペシャル/ロウソクが消えない ママ、わたし話したいの』(1982 ANB)、『ザ・サスペンス/非常階段の女たち』(1983 TBS)、『森村誠一サスペンス/シンデレラスター殺人事件』(1987 KTV)など、サスペンスや社会派ドラマを中心に緊張をただよわせた巧みな演出で活躍されました。
 2001年1月5日、食道ガンで逝去。70歳。

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