テレビドラマデータベース
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2000年度ドラマ総合ベストテン
選考委員部門

oriutsu
Mail:uk-omori@mtj.biglobe.ne.jp
選考委員プロフィール
職業 総合印刷業
近況 学生のころから古崎さんのHPにお世話になっています。みなさんの書き込みを読んだり、古崎さんの指摘でドラマを見るのが楽しいです。
 ドラマは年や期によって優れたものやそうでないものがあり、また職業柄、テレビを見るのが時間的にきついときでも、なぜか見続けてます。
 テレビドラマは日常的な媒体で放送される娯楽ですが、映画に劣るものだとは一度も思ったことはありません。テレビにくだらないものがあるのと同様に映画にもくだらないものがあるからです。そしてくだらないものを愛してしまう自分もいるわけです。
 今期は優れた作品が多く、つきあってた彼女とも別れてしまったので、夜、電話の向うの女性ではなくテレビに向き合う時間が多いので、じっくりテレビを楽しめる自分を幸か不幸か味わう冬になりそうです。(笑)
連続ドラマ
1位 ビューティフルライフ
2位 喪服のランデブー
3位 恋愛中毒
4位 太陽は沈まない
5位 天気予報の恋人
6位 オヤジィ
7位 催眠
8位 永遠の仔
 ふりかえってみますと、2000年は殆どドラマを観ていなかったことに気付きます。実は2000年で観ていたドラマはこの8本のみでした。正直いって、この中でも現在やっているドラマ「HERO」「もう一度キス」「2001年のおとこ運」「ロケット・ボーイ」「カバチタレ!」「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」ほどのレベルで熱意を持ってみた記憶があるのは、1位、2位くらいではないかと思われます。

 「ビューティフルライフ」にかんしては、はずかしながら、始めは観ていませんでした。キムタクがでるドラマで〜というので少し敬遠していたのです。これが、たぶん杏子のおにいちゃんこと渡部篤朗が水野美紀を夜、送っていくシーンから見たんです。僕の好きな俳優の一人が出ているので興味を持ったのですが、あとは気になりだすとこのドラマのよさに引かれ、こないだもTSUTAYAでビデオを全部見ました。このドラマで驚くべきことはなにがいいかってキムタクがいいんですね。キムタクのよさを発見したのもこのドラマでしょうか現在観ている「HERO」も役者として生きているのは彼だけでしょう。この作品で向田邦子賞を取った北川さんの作品もこの機会に見直しました。というわけで、この作品は自分の中でのドラマに対する人選(だれが出てればよい作品になりそうだ、 という基準ようなもの)が変わるきっかけになりました。だから2000年のベストワンはかなり多くの人と評価が同じものなのではないでしょうか。
 ついでに言ってしまうと、この作品の演出の土井裕泰さんにも驚きました。彼の演出作「美しい人」「魔女の条件」「家裁の人」「想い出にかわるまで」「理想の結婚」「愛しているといってくれ」はかなり自分でも熱意をもってみた作品ばかりだからです。
 この方の演出作品は常盤貴子さんが出演したものが多いというのが特徴と、あるピュアな何かが共通してあらわれてる、といったら乱暴な言い方ですが、そういうところがあるのかもしれません。野島さんとはSOSは「美しい人」以来2回目でしょうか?何か土井さんの野島さんの作品にたいする迷いみたいなものが出てて面白いです。BLでよかったシーンはこれもありきたりですが杏子の自殺未遂のシーンですか。キムタクが車を走らせて、凍り付くような冷たい湖にはいろうとする杏子をこれまた凍り付く、白く美しい林に車のライトがさーっと走るところは絶妙でした。僕が当時つきあってた女性はBLで何度涙したことか・・・僕は1年たって、彼女との別れで涙してます(笑)。

 2位以下にかんしてですが、掲示板でも何人かの方がやはり熱意をもってかかれたことと同様に「喪服のランデブー」というNHKの作品ですか。これがかなりいい。今やってるドラマDモードですか、これはかなり今無視できない存在となっている気がします。
 「もう一度キス」も別の機会に論じることになりますが、「深く潜れ」もATCQさんの評価にあるが如く。
 その枠の「喪服のランデブー」。藤木直人は「ナースのお仕事」、あとはビューネのCMに出ていますが、この作品での存在感は「危険な関係」のトヨエツばりです。霧にぼうっと浮かぶガス灯の下で、あらわれる筈のない婚約者を待ち続ける恋する男とその婚約者を殺害したものに、愛する人を失った哀しみを味あわせる復讐する冷酷な男。なんという美しい役柄でしょう。あとはあの麻生久美子ですか。始めの回と後半しかでないのですが「これは、闘い、あなたからあの人を追い出すための」となにかゴダールばりの正面からのアップでモノローグをする彼女もまた美しい。サスペンスと切ない愛情の関係については「危険な関係」もその意味でかなりの作品ですが、今回の作品ではこれが一番でしょう。
 「恋愛中毒」は、もちろん薬師丸ひろ子の、愚鈍というか恐ろしいまでの愛の形相をみることになります。テレビ朝日ではこの枠で「愛人の掟」「結婚詐欺師」という、なにかブルジョワ的な香りのする愛の物語のレールを形成しつつあります。ここらで一発、中園ミホ、葉月里緒菜主演の、NHK、共同テレビ共同作品のやつに匹敵するくらいのやつをやってほしい。
 「太陽は沈まない」は、優香のよさを発見することになります。このあとの「20歳の結婚」も期待してみはしたのですが・・・関係ないですが山口Pはああいう優香とか松雪さんとか、「カバチタレ!」のダンス少女、「危険な関係」の篠原涼子のような顔の形、髪型の女性が好きなのですかね?その山口作品の一つでしたが、いつものように連ドラでありながら一つのある哲学的なともいえるテーマをずーっと追っていくそのやりかた。「危険な関係」ではもうひとつ人生があったなら・・「カバチタレ!」では人は信じるべきか、疑うべきか、「太陽は沈まない」は母はどのようにして死んだのか、貧しいが暖かい家庭、自分の誇りとはなにか?しかし、なにか乗り出す魅力にかけていた感があります。
 「天気予報の恋人」は、全体的に好感度がもてますがやっぱり稲森いずみさんが弱いのですね。佐藤浩一、深津絵里を配し、脚本もそれなりにいいのに・・・主人公は天気なのですが、そのかんじはよかった。

 2000年は新しい発見があった年だと思われます。しかし、比較的、1999年や2001年に比べると停滞してたかな。


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