テレビドラマデータベース
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2000年度ドラマ総合ベストテン
選考委員部門

ももこ
選考委員プロフィール
好きな歴代ドラマ
「私は貝になりたい」「飛び出せ青春」「愛の世界」「男女七人秋物語」「101回目のプロポーズ」「二十九歳のクリスマス」「王様のレストラン」「人間・失格」「踊る大捜査線」「眠れる森」
連続ドラマ
1位 リミット
2位 Summer Snow
3位 やまとなでしこ
4位 ラブコンプレックス
5位 3年B組金八先生
6位 恋愛中毒
7位 お見合い結婚
8位 ビューティフルライフ
9位 トリック
10位 太陽は沈まない
「リミット」
野沢氏が乱歩賞をとった「破線のマリス」の中に賞をとりすきたことが仇となり、現場から管理職へと退いた倉科、というテレビマンが登場するのですが、それが鶴橋さんのように思えてなりませんでした。そんな二人が、久々にコンビを組む、しかも、連ドラということで期待していました。この作品は、原作が既に発売されていたこともあり、ミステリーでありながら、謎解きに妙なこだわりをすることもなく、子供を連れ去られた母親の気持ちをうまく追えていたと思います。役者の方々も適役が多く、久々の連ドラ出演となった安田成美さんの母親役を始め新山千春さんのド迫力のキレっぷり、謎の東洋人・北村一輝さんなどとてもよかったです。

「Summer Snow」
堂本剛君の人情芝居がよかったこともありますが、このドラマでなんと言っても良かったのは、小栗旬君扮する、純でした。また、3話で、川でずぶぬれになりながら、泣きじゃくる池脇さんの演技も良かったです。更に、このドラマが始まるまでは、広末涼子さんへのバッシングの余韻が残っていたように思うのですが、このドラマでの控えめな役、更にラストでの悲しみのヒロインという役どころで好感度がアップしたように思います。毎回、泣いて笑えるドラマでした。ただ、非常に惜しいのは、最終回のラスト、電車の中で涙を流す広末さん(ユキ)のアップにこともあろうか、「夏の王様」のテーマがかかったことです。もらい泣きしていた涙が止まってしまいました。あそこだけは、納得がいかないシーンです。

「やまとなでしこ」
今まで、女性からのバッシングが多かった松嶋さんもこのドラマで一気に女性の好感度が上がったのではないでしょうか?あそこまで、美人であることを武器に、お金持ち狩りをするというのは極めつくしていて、非常に面白かったです。脚本の中園ミホさんは、以前、「白鳥麗子でございます!」の脚本を書かれていたこともあるかもしれませんが、鈴木由美子さんのマンガが好きな私としては、似たタッチも感じ、毎週、とても楽しみでした。

「ラブコンプレックス」
演出の澤田謙作さんパワー全開のドラマでした。カノッサの屈辱、ERを始めとした様々な番組をコラージュ的にとりいれているところも実験的で面白かったです。とはいえ、脚本が君塚良一さんということで、ストーリーの軸がしっかりしているので単に通好みの実験ドラマとして終わらなかった点も良かったです。この先、何かの演出を語る上で、「ラブコンプレックス的」という言い方がされることもあるだろう、と予感させるほどの演出力でした。

「3年B組金八先生」
久々の金八先生、今の時代をどう切り取るのかと思っていましたが、ひきこもりや陰湿ないじめなど、かつての「腐ったみかん」の時代とは違い内にこもりがちな話題を見事に描いていました。中学生とは縁のない生活を送っていますが、それでも、考えさせられ、毎週が楽しみなドラマでした。

「恋愛中毒」
薬師丸ひろ子さんというのは、本当に不思議なほどに存在感のある女優だと改めて感心しました。他の人がやったなら、単に、怖い女になってしまいそうなところが彼女が演じることで、その危うさ、脆さが、魅力となって見えました。

「お見合い結婚」
これはもう、単純に、心をラクにして、見ることができました。松さんが演じていたキャラも、今の女性っぽくて時代に合っていました。

「ビューティフルライフ」
全ての面において、非常に丁寧に創られているドラマでした。一番、好きなシーンは、土井裕泰さんが演出した回で、二人が公園で待ち合わせをしていたものの、車椅子が通れない道が続いて、遅刻しそうになった時、常盤さんが野球少年の間から登場するシーンです。木村さんが待っている時間を野球の試合の進行で伝えるなど脚本には書かれていない部分の土井さんの演出が冴え渡っていました。

「トリック」
堤幸彦さんの演出と、仲間由紀恵さんの雰囲気が絶妙に合ってるドラマでした。映画「溺れる魚」も観ましたが、この二人は相性がよいと思います。

「太陽は沈まない」
医療ミスというとても難しいテーマをうまく描いていました。

単発ドラマ
1位 百年の物語 第3夜
2位 名探偵・明智小五郎三角館の恐怖
3位 ナニワ金融道・5
4位 三億円事件−20世紀最後の謎−
5位 手塚治虫劇場I「るんは風の中」
6位 TEAMスペシャル
7位 午前三時のルースター
「百年の物語 第3夜」
土井裕泰さんの演出がすみからすみまで行き届いていると思える作品でした。広大なアメリカの道を空撮で撮ったシーンの迫力、モーテルのドアからのぞくという細かな演出など、微に入り細に入り素晴らしかったです。

「名探偵・明智小五郎三角館の恐怖」
稲垣吾郎&佐藤嗣麻子監督のこのシリーズは、毎度のことながら淫靡な雰囲気がよいです。今回、出演した麻生祐未さんもこの世界に見事にハマっていました。

「ナニワ金融道5」
これまで、他の方が演出されてきたナニワ金融道ですが澤田さんの演出だと、見破れるほど、キレのある演出でした。

「3億円事件」
これが真実なのでは?と思えるほどの出来でした。でも、以前、見た織田裕二さん版の「3億円事件」も説得力があるドラマだったので、どれが本当なのか、余計わからなくなってしまいました(^^;)

「手塚治虫劇場I「るんは風の中」」
コンピューターのモニター画面の中という、限られた空間の中での池脇さんの演技力が光っていました。

「TEAMスペシャル」
深田恭子さんの演技は、ともすればカクカクして見えてしまうのがこのドラマでは、非常にうまく流れていました。また、今の少年犯罪の心の闇の部分も垣間見えた気がします。

「午前三時のルースター」
今まで、注目していなかったのですが、演出の渡邊孝好さんの光の使い方、アジアの空気感の出し方など雰囲気がよく出ていました。また、通訳役の永作さんの語学を勉強した成果がよく出ていました。ただ、これは、サントリーミステリー大賞の原作を2時間に無理やりおさめたせいかもしれませんがラストのどんでんがえしの部分が、ミステリーとしてはいささか拍子抜けした気分です。


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