テレビドラマデータベース
WWW.TVDRAMA-DB.COM


2000年度ドラマ総合ベストテン
選考委員部門

かわはら
選考委員プロフィール
職業は派遣のプログラマをやっています。掲示板には99年春からお邪魔させていただいており、思ったことをそのまま書いています。ちなみに前田愛ちゃんと同じ誕生日です。ちょっといいでしょ(^^) → メカみさん
連続ドラマ
★1位  (作品名)
 「やまとなでしこ」(秋ドラマ)
★2位  (作品名)
 「リミット」(夏ドラマ)
★3位  (作品名)
 「平成夫婦茶碗」(冬ドラマ)
★4位  (作品名)
 「20歳の結婚」(夏ドラマ)
★5位  (作品名)
 「太陽は沈まない」(春作品)
 「晴れ着ここ一番」(春作品)
 「ラブコンプレックス」(秋作品)
★8位  (作品名)
 「タイムレンジャー」(-)
 「仮面ライダークウガ」(-)
★10位  (作品名)
 「六番目の小夜子」(春ドラマ)
★1位 「やまとなでしこ」(秋ドラマ)
 いわゆるトレンディドラマはあんまり好きではないのですが、これは楽しめました。第1話を軽い気持ちで見て気に入り、毎週見ているうちにどんどんのめりこんでしまいました。
 この作品が面白かったのは、一癖あるヒロインと、彼女を通して描かれる「おカネの哲学」(?)がしっかり立っていたから。また欧介を通して描かれた男の再生劇も男性の視聴者を引きつけたと思います。結局は「愛はお金じゃない」ということがテーマだったわけですが、あの桜子を使ってそこまで持ってゆく展開が見事でした。若葉ちゃんは魅力的でしたが、安手の「愛はお金じゃない」という言葉には大して意味がない、ということを見せるためにダシに使われた印象です。「私は魚屋さんの欧介さんが好きなんです」というセリフがありましたが、このとおりに行ったら最終回の二人の笑顔ももしかしたら若葉ちゃんの笑顔もなかったかもしれません。最終回まで見て、なぜ若葉ちゃんではなくて桜子なのか納得しました。
 某予備校のキャッチコピーではありませんが「くやしいけどステキ!」という形容がぴったりくるニクイ好作品でした。
 シリーズ通してもっとも面白かったのがこの作品です。評点は85点

★2位 「リミット」(夏ドラマ)
 前半のスピード感のある展開と安田成美と新山千春が素晴らしかったので2位です。最初は優等生的なやさしい顔をした有働が逃亡生活の中で修羅場をくぐるたびに表情が鋭利になりしたたかな行動力をつけてゆく。安田成美はこの役をこのうえもなく好演していたと思います。それだけに最終回で見せた笑顔がとても素敵でした。
 新山千春の熱演は言わずもがな。女性ではありますが線の太さが安田成美とは好対照。第4話の「やるじゃんポリ公!」、第9話の「有働はどこだよ!」のシーンは強い印象を残しました。女優新山千春をまたどこかで見たいです。
 有働が警察を裏切って発信機をタクシーに付け替え、警察をまいてしまう第3話がベストエピソードです。評点は80点

★3位 「平成夫婦茶碗」(冬ドラマ)
 第4話と第5話だけでポイント高いです。第4話は泣かせよう演出だったのですが、にもかかわらず、踏み切りのシーンを何回も見返してしまうだけの魅力がありました。「お母さんの料理は世界一なんだよ」に続いていたたまれなくなった満太郎が駆け寄って「だったら行かなきゃいいじゃねえかよ」。決して運君を抱きしめたりしない男同士の気持ちのぶつけ合いがとてもよかったです。私はこのドラマでは運君と満太郎のからみが好きでした。
 続く第5話は単発エピソードとしては昨年最高の評価をしたいくらい素晴らしい出来でした。ただの小道具としてと登場したカメラが最後に「息子の寝顔」としてオチとなるセンスには唸りました。技をかけられたことも気付かないまま最後に1本とられたという感じです。かなり計算された作劇と思われますが、そんなことを微塵も感じさせないスピーディーな展開で無駄がない。また肺ガンで死んだ銀冶郎の墓に満太郎がタバコを供えるシーンなどさりげなく良いシーンも多くありました。
 しかしシリーズ全体としては後半に視聴者にヘンなこび方をしたところがいただけません。成田家のサイドエピソードで父親に一服盛ろうとしたのはやはりやりすぎだったと思います。評点は75点、ただし第5話に限れば90点くらいあげたいです。

★4位 「20歳の結婚」(夏ドラマ)
 このドラマは第1話はよかったのですが、第2話から第5話までが苦しかったです。が、「うるさい」というカラーを逆手にとった第9話(第8話だったかな?)がとても楽しいエピソードで、見事に1本返してくれました。あの一番下の妹の栞ちゃんが見ていて楽しかった。「孝太郎はいるけどいないって言えって言われた」(大意)とぬけぬけと類子に言ってしまうシーンは、その間のよさとあいまって拍手してしまいました。
 出ている役者はやや地味なのですが、下手な人が一人もいない確かな自力のある作品でした。もし再放送があったら見て欲しい作品です。評点は75点

★5位
 「太陽は沈まない」(春作品)
 「晴れ着ここ一番」(春作品)
 「ラブコンプレックス」(秋作品)
 この3作品は同率にしました。
 「太陽」医療ミスと裁判もの。第1話で直が声を殺して泣くシーン、第2話のラストの「でも、母の幸せな頃を知っています」で引き込まれました。桐野が夕日をバックにバイクを押すシーンや、最終回で伊瀬谷がなにも言わずに深々と頭を下げるシーンなど、魅力のあるシーンはたくさんあったのですが、青春ものに色気を出した(汗臭そうな剣道部の部室などこれはこれでよかったのですが)ため、ストーリーに一本筋が通らず、散漫な展開になった印象がありました。 評点は70点

 「晴れ着」どうにも煮え切らない及川光博をうまく使って最後まで引っ張りました。めげない主人公、瀬戸朝香が見ていて楽しかった。そしてあのおばあちゃん、「あの子には本物に接してもらいたいのよ」というセリフに象徴される若者とははっきりと違う描かれ方でストーリーの中で一定の位置を占めていました。くそ真面目から脱皮したNHKが飛ばした好作品。 評点は70点

 「ラブコン」前半の秘書室内での権力闘争が面白かったです。お遊びばっかりなのですが、それでも話が進んでいる展開に大いに期待しました。が、最終回は?しかし唐沢寿明の怪演を通り越したアクのある演技が強い印象を残しました。数々のおバカ演出とともにいままで見たこともないすごいものを見ちゃったという感想です。 評点は70点

★8位
 「タイムレンジャー」(-)
 「仮面ライダークウガ」(-)
 「タイム」子供番組は侮れません。このシリーズ、連綿と続いているだけあって、手数が多いです。次の時間帯の仮面ライダークウガを意識してか途中で大規模なテコ入れが行われ、アクションもこっちが心配するほど激しくなりました。その一環で登場したナオトが大活躍。主人公5人と常に背反しながらも、彼らを食ってしまうくらいに存在感がありました。怪人に捕らわれて縛られ川に投げ込まれるシーンのナオトの表情は忘れられません。
 このシリーズの名物であるお遊びエピソードもお楽しみ。「そばにある夢」という話での「そばと私の刑期はのびたらまずいんだよ」との決め台詞には拍手してしまいました。下手な駄洒落ではない、ちゃんとした洒落を聞いたのはとても新鮮で強く印象に残りました。
 映画監督怪人の話はあのプロバイダベースのロボットが変な動きをしていたため夢オチでも納得。そこにあるもので存分に遊んだ好エピソードでした。 評点は70点

 「クウガ」 第1話でクモ怪人がヘリの反対側からヌッと出てきたシーンにやられてレギュラー入りに。しかし「リアルな作劇」を意識しすぎてつぶれた印象です。最初は警察の描かれ方が良くて見ていたのですが、途中からアクション目当てでみるようになりました。そのうちにアクションが常に一定レベル以上のものだったから見つづけるようになりました。
 そのアクションなのですが、半端でなくよかったです。初代バッタ怪人をドラゴンロッドで圧倒するシーンの殺陣は見事なものでした。また2代目のバイクに乗ったバッタ怪人とのチェイスも見ごたえがありました。廃屋のなかでのコウモリ怪人との土煙をあげながらの格闘シーンも強い印象を残しました。
 ほかにはカマキリ怪人の女優さん。実はひそかにファンでした。またどこかで見たいと思います。普通のドラマに出演されてもわからないかもしれませんが。評点は65点

★10位 「六番目の小夜子」(春ドラマ)
 こちらもよく出来た子供番組。私は再放送で見たのですが「3番目の小夜子」の話があるのならぜひ見てみたいと思わせるくらいに奥行きのある作品でした。「同じ小夜子などひとりもいなかった・・・」このセリフがとても良かったです。
 学園ドラマは子供が主人公の方が面白いです。このドラマを見てその思いを強くしました。
 評点は70点 途中ちょっと退屈だったので10位にさせてもらいます。

単発ドラマ
★1位 「TEAM」(11月)
★1位 「TEAM」(11月)
 どこがよかったを書こうとすると、あれこれ浮かんできてなかなか書けない、一種じれったい作品。ちょっと不謹慎ですが、一番よかったのは綴が矢島に襲われる回想シーンでした。雨が降りしきる中、せつないBGMが流れて矢島が綴に近づいて・・・。ここから始まっていると思うと重要なシーンであり、しっかりと作られていました。
 このシーンがあったから「あなたは、きっと幸せになるんでしょうね」という綴の恨み節がことさら効いていました。土下座をして雨が顔を伝うのも忘れてじっと耐えるしかない、矢島のそのときの表情もよかった。
 この矢島のエピソードが最後に生きてくるストーリー展開には脱帽。2時間の枠に隙間なく中身を詰めてスピーディーに見せてくれました。フジの底力をみた思いです。
 評点は90点

 単発はこれしか選べませんでした。「ブラックジャック」など好作品はあったのですが。これといった感想が出てきたのはこの「TEAM」だけでした。


無断転載はご遠慮ください。リンクはご自由に。

掲載内容については各自の責任において利用してください。当方では責任を負いません。

Copyright Furusaki Yasunari & Kawahara 2001

mailto:furusaki2001@hotmail.com